Macintosh 雑記帳(バックナンバー)
このページには Macintosh についての個人的メモを掲載しています。不定期に更新します。
2000/01/16
ボーナスで何を買ったか
- 冬のボーナスでは640MBの内蔵型O/W対応MOドライブを購入した。 ヤノ電器の「MO640i-SR TypeL」でPower Macintosh G3 DT 266に内蔵できるもので仕様は以下の通りである。
- 対応メディア:640MB、540MB、230MB、128MBの各MOディスク
640MB、540MB、230MBの各オーバーライト対応MOディスク
- スピード:4300rpm
- キャッシュ容量:2MB
- インターフェース:SCSI-2(転送速度最大:10MB/s)
- 消費電力:6W
- ドライバ:SD Extension
- ユーティリティ:SCSI Device Pro
- フロントベゼル、SCSIフラットケーブル付属
- 購入価格:58,800円(秋葉館)
- 実はボーナスで何を買うかという記事をアップした時には既に購入していた。毎度の通り、記事を書くのに時間がかかっているのが原因である。購入後に記事をアップすると変なことになると思い、購入した日に慌ててアップしたというわけだ。いろいろ情報を下さった方にはお礼のメールを差し上げたつもりだが、ご丁寧に情報をいただけるなど思っていなかったので驚いてしまった。お騒がせして申し訳ありませんでした。
- この記事を公開するのに時間がかかったのは次の記事を書くのに時間がかかっていたからだ。何を買ったかの報告だけでは意味がないと思ったからだ。最近どんどん時間が取れなくなっていく。こればかりはどうしようもない。細く長く続けていくしかないだろう。
Power Macintosh G3 DT Power Upをようやく公開
- ようやく、Power Macintosh G3関連のページを作れるようになった。購入して1年近く経っているというのに私のPower Macintosh G3はQuickTimeムービー再生マシンとしてしか能力を生かし切れていない。少しづつ活用のウェイトを上げていこうと思う。
- インターネット上にはPower Macintosh G3についてのたくさんのページがある。今さら私がページを作るまでもなく、最初はリンク集でも作れば良いとも思っていた。しかし、少し方向性が合わないところもあり、そういう部分は自分で作成することにしたのだ。つまり、ちょっと初心者には敷居が高いような気がしたのである。それらのページに問題があるのではない。だから、そのうちリンク集の方も充実させていくつもりである。
- ちなみに、昨年末頃からページのトップに[?? Coming Soon ??]と書かれていたのはこのページのことである。年末までにアップできると思っていたのだが、今までかかってしまった。余計な事は書かない方がよかったかもしれない。
- 当然ながらMacintosh Centris 650 Power Upも更新を続けていく予定である。ネタはあるのだが、いつ公開できるかわからないので予告はやめておこう。
記憶装置についてを改訂
- 上記のPower Macintosh G3 DT Power Upページの公開に合わせて改定しました。
2000/01/12
レガシーフリー
- iMacの登場から1年が経過してIBM-PC/AT互換機にも新しい流れが出てきた。レガシーフリーPCの登場が続いている。アップルのiMacは旧来のインターフェースを一切排除したパソコンだった。アップルは新しいインターフェースに「Modern I/O」と名付けている。これに対しIBM-PC/AT互換機では従来のインターフェースに「Legacy Interface」と名付け、それを排した新しい流れを「Legacy Free」と表現している。この表現はなかなか興味深いところだ。ちなみに、「レガシー」とは「遺産」という意味である。
- アップルにとってもIBM-PC/AT互換機陣営にとっても旧来のインターフェースは頭痛の種だった。これは仕方ないことで、どんな製品でも10年も経てば技術革新が必要になるからだ。技術の進歩には限りがない。
- ただ、パソコンには他の製品と1つ違うところがある。パソコンとは1つの製品のようであるが、そうではないのである。ある時はワープロ、ある時は家計簿、ある時は手紙用便箋、ある時はゲームマシン、ある時は楽器、そして、ある時は分厚い百科事典だったりする。そう、ソフトや周辺機器を切り替えることによっていろいろな製品になることができるのだ。これが「プラットフォーム」と呼ばれる由縁でもある。しかし、それゆえ「互換性」が最優先される。
- そう、パソコンだけが「レガシーフリー」と騒がれるのは技術革新のために「互換性」を切り捨てたからである。「プラットフォーム」が「互換性」をなくしたら……それは「プラットフォーム」ではなくなるからだ。
- 今までのパソコン業界は「互換性」を最優先してきた。Mac OSも互換性を最優先してきた。Windowsも互換性を最優先し、今だにMS-DOSをサポートしている。心臓部のCPUも互換性を優先し、Macintoshではモトローラの680x0シリーズを使い続けた。IBM-PC/AT互換機は名前こそ変わったがインテルの80x86互換シリーズを使い続けている。アップルが680x0シリーズからPowerPCシリーズにCPUを切り替えた時にエミュレーションで互換性をほぼ完璧に確保したことは業界内でも有名である。ワークステーションでSun Microsystemsが680x0シリーズからSPARCシリーズにCPUを切り替えた時に互換性を捨てた話と比較されたものだ。
- 今回の「互換性」の切り捨てについては前にも書いたので繰り返しは避けるが、IBM-PC/AT互換機陣営の動きは遅かった。iMacのコピー商品は早くに登場したが、それらはレガシーとモダンの両インターフェースを持つものだったのだ。別にIBM-PC/AT互換機陣営に技術力がないわけではない。3ヶ月もあれば新モデルを開発・量産できるのだ。それなら、なぜ製品化がここまで遅れたのか。ひとつはiMacの売れ行きと周辺機器メーカの動きを見守っていたこともあろうが、大きな理由が別にありそうである。
- まず、IBM-PC/AT互換機の市場シェアがとても高いということがあげられる。Macintoshとは桁違いの台数が市場に存在するのだ。このプラットフォームに接続されている周辺機器は膨大な数にのぼる。影響力も桁違いである。それゆえ慎重にならざるを得なかったのだろう。
- 次に、多数の競合メーカの存在がある。Macintoshは1社独占なので好きなように仕様が変えられる。というのも、Macintoshユーザはアップルの製品を買うしかないからだ。これに対し、IBM-PC/AT互換機メーカはたくさんある。この程度の製品開発は簡単であり、先行しても優位はほとんど築けない。しかし、先行して売れなかったら開発に関わった費用は丸損になるのだ。 どのメーカも初物に手を出したくないと思って牽制し合ったと思われる。
- 第三に、Modern I/Oの規格があいまいだということがある。詳しくは知らないが、規格が厳密に決められておらず、若干の自由度があるため互換性の問題が発生しているようである。Macintoshの場合、パソコン側はアップルのみが設計しているので規格とは別に「アップル規格」というようなものがあることになり、周辺機器メーカがそれに合わせれば良いので楽なのだ。それに比べでIBM-PC/AT互換機メーカはたくさんあるので、それぞれとの互換性の確認が大変だというのもわかる気がする。
- 第四にマイクロソフトの問題があった。彼らはIEEE1394(FireWire)に消極的だった。対抗してUSB2.0なる規格を立ち上げようとしたほどだ。詳しくは知らないが、主導権争いだけでなく感情的なもつれもあったそうだ。このUSB2.0は引き続き規格化が進められているが、マイクロソフトもIEEE1394の前向きのサポートを表明して一件落着したようだ。
- 今回数社がレガシーフリーPCを発売した。しかし、どうも満をじしてということではないようで、パソコンの低価格化でこれ以上レガシーとモダンの両インターフェースを搭載する余裕がなくなってきたから、というのが真相のようだ。ただ、これでModern I/Oへの流れがさらに加速するのは間違いない。
- ただ、これで何ら問題がないかというとそうでもない。多数の機器が市場に登場すると互換性の問題が多発する危険性があるのだ。新たな規格を作るのも良いが、現行の規格をしっかり固めてもらいたいものだ。ようやくModern I/Oへの動きがIBM-PC/AT互換機にも広がってきた今がチャンスである。そうすれば、ユーザも安心して新しい周辺機器を購入することができるのだ。期待したい。
2000/01/10
カウントダウン
- Mac World Expo Tokyo 2000へのカウントダウンタイマーを作りました。昨年よりちょっとだけバージョンアップして2桁表示が可能になっています。(笑)
2000/01/06
謹賀新年
- 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
- y2k(西暦2000年問題)の大きなトラブルもなく、20世紀の最後の新年を迎えられたことは多くのシステムエンジニアの方々の努力の賜物でした。電気・水道・ガスのライフラインに加えて電話回線も確保され安全が保たれました。本当にありがとうございました。まだ残務処理があるとは思いますが、先に書いてしまいましょう。本当にお疲れさまでした。
バックナンバー(その18)
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そんなにたいしたページではありませんが…(^^;)
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