画像関連カードについて
画像関連カードにはいくつかの種類があります。「ビデオカード」、「ビデオキャプチャカード」、「Photoshop アクセラレーションカード」、「Quick Draw 3D アクセラレーションカード」、「MPEG カード」などです。簡単に違いを説明します。
- ビデオカード
- 最近は「グラフィックスカード」と呼ばれます。「Quick Draw アクセラレーションカード」などとも呼ばれました。
- このカードを使うとフルカラー(1,677万色)表示ができるので「フルカラービデオカード」と呼ばれたりもします。
- マザーボード上のグラフィックコントローラと VRAM に代わって画像表示を行います。
- 「どの画面サイズ」に「何色」表示できるかが第一のスペックです。
- マザーボードより「どれぐらい速く画像を表示できるか」が第二のスペックです。
- ビデオキャプチャカード
- 上記ビデオカードにビデオ(動画)取り込み機能を追加したものです。
- このカードを使うと VTR から動画を取り込んで Quick Time ムービーにしたりできます。
- ムービーにするには別途アプリケーションが必要かもしれません。
- カードにおまけでついているかもしれません。
- Photoshop アクセラレーションカード
- 画像処理を行う際の定番ソフトである Adobe Photoshop の処理速度を上げることが可能です。
- Adobe Photoshop の処理によく使われる命令に特化して速度向上をしています。
- NuBus ではなく、 PDS スロットに差すことが多く、DSP を搭載していることが多いです。
- DSP とは、Digital Signal Processor の略です。
- 機能的には CPU と同じと思って構いません。ただ、デジタル演算処理に特化しているので CPU より高速なのです。
- Quick Draw 3D アクセラレーションカード
- Quick Draw 3D の処理によく使われる命令に特化して速度向上をしています。
- Quick Draw 3D は Power Macintosh のみでサポートされている三次元画像表示方法です。
- まあ、立体表示が速くなるので、その手のゲームに有効なカードです。
- MPEG カード
- MPEG の処理をハードウェア処理して速度向上をしています。
- MPEG は Quick Time MPEG Extension によって Power Macintosh のみででサポートされている動画再生方法です。
- 当然ながらソフトウェア処理より、ハードウェア処理の方がけた違いに高速です。