Macintosh 雑記帳（バックナンバー）

アクセスカウンタ修復

World PC Expo 2000 Report

没原稿公開

• やっと涼しくなったと思ったら大風邪を引いてしまった。今年の天候は極端で、急に涼しくなったので身体がついていけなかったのだろう。夏バテが回復する前に大風邪を引いてしまったので当面ページの更新ができそうにない。今年の春からページの更新がおろそかになってしまっているのだが、書きかけの原稿はたくさんある。ただ、公開の時期を逸してしまったので今となっては何の意味もない雑文に過ぎない。ただ、このページのカウンタも少しづつだが増え続けているので、何か更新したいと思う。
• とりあえず、過去に書きためた原稿で時期を逸した没原稿を公開しようと思う。今回は今年の2月頃まで書いていたMac OSのマルチリンガル化についての雑文を公開してみよう。尻切れとんぼの文章であり、また、Mac OS XのPublic Betaが登場している時に公開するものではないのだが、まあ、暇つぶしということでご容赦いただきたい。

日本語版の意味はないのか（その１）

• 今さらながらMac OS 9Jについて書いてみよう。記事を書き上げるのに時間がかかり過ぎるとこういう情けないことになる。まあ、私はプロではないわけだから仕方がない。(^^;)

• Mac OS 9Jから各言語のLanguage Kitが同梱されている。つまり、最初からマルチリンガルなOSになったわけだ。そうすると「J」をつけることには意味がないのだろうか。英語版のMac OS 9を購入してJapanese Language Kitをインストールしたものと日本語版のMac OS 9Jは何か違うのだろうか。ちょっと考えてみたい。
• まず、変化の兆しはMac OS 8.5Jから始まった。Mac OSの日本語環境が大きく変更されたのだ。システムフォントに Osaka Bold や Osaka Narrow が加わり、見た目を簡単に変更できるようになった。いや、それもそうなのだが、ここで書きたいのはそういうことではない。シフトキーを押しながら起動しても文字化けしなくなったのだ。これは日本語処理が大きく変更されたことを意味するのだ。
• シフトキーを押しながら起動すると「機能拡張ファイル」が読み込まれない。これまでの Mac OS なら日本語処理を担当する機能拡張ファイル「World Script II」が読み込まれないので日本語が表示できなかった。しかし、Mac OS 8.5J では文字化けしない。難しい説明は私にもできないのでイメージ的な説明であるが、Mac OS 8.1J 以前は Mac OS の英語版に日本語処理機能を「上乗せ」していたのに対し、Mac OS 8.5J 以降は「組み込み」に変更したということだ。「組み込まれ」ているので機能拡張ファイルという「上乗せ」がなくても問題なく日本語表示が可能なのである。 しかし、「World Script II」という機能拡張ファイルはまだ存在している。たぶん2バイト文字の「入力」を担っているのだろう。試しにシフトキーを押しながら起動してみると良くわかる。日本語IM（インプットメソッド＝入力エンジン）が機能せず半角カタカナしか入力できないはずだ。どうも文字を「表示」する仕組みと「入力」する仕組みは違うらしい。
• さて、何となく結論に近づいてきた。Language Kitはその言語の文字入力を司るのだ。表示系は既にMac OS本体に組み込まれている。そうすると、Mac OS 9E＋Japanese Language KitとMac OS 9Jの違いは「Finder」が英語版か日本語版かの違いでしかないと思われる。もちろん、細かな違いは他にもあるだろうが基本的にはこう理解しても良いのではないだろうか。

日本語版の意味はないのか（その２）

• さて、何故こんなにこだわっているかというと、英語版のFinderの方が格好良いからだ。どうしてもカナ文字は間伸びして見える。こう思うのは私だけではないようで、多くの先人達が英語版のMac OSで日本語環境を実現させるために苦労してきた。幸いにも私は先人達の技に学ぶことができるので比較的簡単に同じ環境を作ることができるはずだ。
• もう一つこだわる理由がある。それは私が購入したPower Macintosh G3が英語版だったからだ。つまり、Mac OS 8.5Eがプリインストールされていたのである。さらに、Microsoft Office 98 Macintosh Editionも付属していたのである。同時にMac OS 8.5Jを購入したのではあるが、これらの英語版のMac OSやOffice 98を生かせないかと考えていたのである。Mac OS 9の登場でそれが再び思い起こされたのである。
• もちろん、私のように道楽で英語版のMac OSを日本語化しようとしている人ばかりではない。海外で生活している日本人にとっては日本語版のMac OSを入手するのは至難の技だからだ。そういう人達にとっては死活問題なのだ。

日本語版の意味はないのか（その３）

• じつはこの文章はここまでで中断している。続いて何を書こうと思っていたのか、今となっては記憶が薄れてしまっているが、たぶん、Mac OS 8.6の状態で「キメラOS」を作る過程を紹介しようと思っていたのだと思う。
• 「キメラOS」とは英語版のMac OSに手を加えて日本語の表示と入力を可能にしたものなのだが、多くの先人達の技が公開されているので初心者向けにエッセンスをまとめるつもりでいたようだ。しかし、かなり専門的とはいえ既に公開されたページがあり、時間的な余裕もなかったので中断してしまっている。いまだに私のPower Macintosh G3はMac OS 8.6Jで動作している。そして、Microsoft ExcelもいまだにVersion 4である。
• このMicrosoft Excel Version 4がMac OS 9で動作しないため、私はいまだにMac OS 9に移行できていない。英語版のMicrosoft Office 98を持っているというのに残念ではある。日本語版のOffice 98を買うほどのこともないと思いながら半年以上が経ってしまった。もうすぐOfficeはバージョンアップするわけだが、パーソナル向けに低機能版のExcel Liteなどを開発して安く発売すれば売れると思うのは私だけだろうか。高機能にするだけがアプリケーションの開発目的ではないはずだ。かつてアップルはOpenDocなるアイデアを持っていたのだが、それは封印されてしまっている。残念なことだ。

ページ更新再開

• 今年の夏の暑さは異常である。日本の気象観測史上で1番か2番目の暑さらしい。私はエアコンが嫌いで、部屋にはつけていないのだが、今年は電気店に買いに走ろうかと思ったほどだ。エアコンにはさまざまなデメリットがある。自律神経には怠け癖がつくし、地球温暖化には貢献してしまうし、電気代はかかるし、近所に熱風をまき散らす……しかし、それが解っていても買いたいと思わせるほどの暑さだったのだ。
• しかし、何とか悪しき誘惑を遠ざけ、この猛暑を乗り切れたようだ。この3連休は秋雨前線と台風の影響による雷雨のため外出もできないのでページの更新を再開しようと思う。オリンピック中継も24時間放送されているわけでもないからだ。（うちのBSは雨が降ると映らないのだ（T.T））

• さて、7月19日から開催されたMac World Expo New York 2000でMacintoshの新製品が発表された。それぞれの製品については8月に発売されたMacintosh情報誌やホームページを参照されたい。ここでは私の各製品についての第一印象を簡単にまとめてみる。

• 本体のデザインは80点。私の好きなPower Mac G4のサイドビューをメインにしたデザインは美しい。クリアな足の部分は邪魔で、そのため完全なキューブ（正六面体）に見えないのが残念。また、上部のデザインはひと工夫欲しいところで、私は「駅に置いてある吸い殻入れ」かと思ってしまった。当然ながら、放熱を考慮したデザインであり、現在の技術ではやむを得ないかとは思うので甘い点数ではある。
• 問題もいくつかある。例えば、電源ユニットがキューブの外に出されているので「ACアダプタ」が異常に大きい。放熱ファンを無くすためにも必要だったことなのだが、日本の家屋では足下で埃まみれになってしまいそうだ。さらに、スピーカも外付けであり、「オーディオアンプ」も別に必要だ。あれだけ小さくしたにも関わらず、ケーブル類がごちゃごちゃしてしまう。
• そのケーブルの処理をスムーズにするためにディスプレイケーブルが工夫されている。当然ながら、これはアップル独自のケーブルである。しかし、アップルは独自仕様はやめてデファクトスタンダードを選択する方針ではなかったのだろうか。DVIビデオ信号ケーブルとモニタ用電源ケーブル、スピーカ用USBケーブルなどを一本にまとめるというような手法はかつてアップルが失敗したAV Macintoshの高密度ディスプレイポート用のAVケーブルと同じだ。結局このAVケーブルはAV Macintoshがなくなったことで自然消滅してしまったものだ。これは、アップルのこだわりなのだろうか。失敗を2度繰り返すのは愚かだ。サードパーティが追随して対応モニタを出してくれるとも思わないし、悲しいことにそれほどケーブル類がきれいに整理されたようにも見えない。アップルの意図がわからない。
• 最後にPower Mac G4 Cubeの放熱の問題に触れたい。ファンを使わずに放熱するアイデアは素晴らしいが、正しく機能するだろうか。確かにiMacでもファンレスで冷却が行われており、PowerPC G4は低消費電流のCPUである。しかし、あれだけぎっしり詰まったきょう体では対流による空気の流れがうまく発生しても十分な冷却ができるのか心配である。今年のような猛暑であればなおさらだが、世界には暑い地域はたくさんある。熱暴走は恐ろしい。いきなり暴走されては対処のしようがないからだ。Mac OS Xがあっても対応できないのは言うまでもない。そうならないことを祈りたい。
• さて、このPower Mac G4 Cubeがヒットするかだが、私は否定的だ。もちろん、そこそこは売れるだろうが、2匹目のiMacにはならないだろう。確かに本体だけを見ればスタイリッシュだが、モニタ、スピーカなど一式揃えると煩雑になる。iMacのような洗練されたモデルがあるのにPower Mac G4 Cubeを購入するだろうか。
• 私が売れると思うMacintoshは簡単に言うなら「液晶モニタ付きのiMac」である。iMacはCRTモニタであるので、大きく、重い。確かにiBookという選択肢があるのだがiBookは悪い意味でノートパソコンである。キーボードは十分なものではない。キータッチはもちろんだが10キーがないのは不便きわまりない。一体型ならケーブルも少なくスッキリまとまるはずだ。最近のIBM-PC/AT互換機に増えている省スペース型のデスクトップパソコンに相当するMacintoshがあっても良いだろう。Power Mac G4 Cubeも同じカテゴリを狙った商品のようだが、少々無理をし過ぎたような気がする。正六面体というのは実は置き場所に困るのだ。同じ体積ならピザボックスのようなスリムな箱型の方が無難に納まるはずだ。
• 今後のパソコンはBluetoothなどの無線技術によりケーブルレスで接続されるようになるのだろう。電波が身体に良いかどうかを別問題とするなら、それが最も確実な予測だろう。アップルはAirMacによる無線ネットワークを実現したがBluetoothは模様眺めのようである。電源ケーブル以外は無線化できると思われるのだが、どうなるのだろう。楽しみである。

• ついにDual Processorモデルが復活したわけだが、Mac OSがDual Processorの実力を生かせないのが残念なところだ。一部のアプリケーションには恩恵があるので無駄ではないのだが、やはり、Mac OS Xのために先行投入したというのが正直なところだろう。
• もちろん、Dual Processorにしたのは別の目的がある。アップルにとってPower Mac G4シリーズは「Pro向けモデル」であり、iMacと差別化しなければならないのだ。パソコンの価格は製造技術向上により下落する一方だが、メーカは高機能化することで価格下落を押しとどめようとしている。メモリやHDD容量を増大するなどの方法もあるのだが充分ではない。Power Mac G4はDual Processorにしたことで販売価格は維持できたわけだ。企業は利益が増えないと成り立たない。企業が目指すのは増収増益である。場合によっては減収増益でも構わないのだが、収入（売上）が増えるにこしたことはないのだ。アップルとて例外ではない。
• きょう体が変わらなかったのはやむを得ないところだ。新しいきょう体を開発するには費用もかかる。製造するにも金型なども必要なのだ。そうそう簡単に変えるべきではないだろう。ただ、今のきょう体にはいくつかの問題点もある。リムーバブルドライブ用のスペースが少なく、カード増設用のスロットも少ない。また、ICカードなどのスロットも用意されていない。アップルは新型きょう体を開発しているのだろうが、登場はまだ先のことだと思われる。大きなアーキテクチャの変更が新きょう体の登場のタイミングだろう。つまり、何か必然の理由が必要なのだ。

• iMacには毎回驚かされる。グラファイトモデルと変わらないシースルーなモデルが登場し、デザインがますます洗練されてきた。新しいiMacが登場する度に古いiMacが野暮ったく見えてしまうのはデザイナーの力と製造技術のたまものだろう。パソコン、特にCRTは電磁波などが外部に漏れないようにシールドされている。それは通常は薄い金属板で行われている。OLD Macintoshを開けるとあちこちに金属板があるのはそのためだ。しかし、あのクリアなボディでそれを実現しているのは驚きである。ちゃんとさまざまな規格をパスしているのだから電磁波垂れ流しということはないのである。何かの素材をコーティングしているらしいが、かなりの技術が投入されているようだ。
• 今回「Snow」という白いモデルが追加された。私は今でもベージュのMacintoshを使っているのでベージュのiMacがあれば良いと密かに思っていた。しかし、Snowを見て「ちょっと違う」と思った。このモデルだけはCRT部分が完全にクリアではなく、ベージュモデルに近いイメージであるにも関わらず、私には野暮ったく見えてしまうのだ。何が気に入らないのだろうか。中途半端にトランスルーセントであるからだろうか。色のアクセントがないからだろうか。カラフルなiMacのデザインに慣らされてしまったのだろうか。完全なベージュモデルと比べてみればヒントがつかめるのだろうと思うが、そんなものは存在しない。感覚というものは難しい。
• また、iMacのエントリーモデルがAirMac非対応になった。アップルは全機種AirMac対応という方針を転換したわけで興味深い。これは実は無線LANというものがそれほど家庭には普及していないということを意味しているからだ。iMacのエントリーモデルはインターネットが目的のユーザをターゲットにしている。しかし、彼らは電話線を差し込むだけの有線ネットワークをつかっているようだ。設定がいろいろ必要なAirMacは簡単には使いこなせないのかもしれない。無線技術が普及するのはまだまだ先なのだろうか。Bluetoothもあるのだが先行きが少々不安ではある。

• 15インチのLCDモニタも新しくなり、22インチのApple Cinema Displayと同じデザインになった。ちょっとかわいい感じがする。Power Mac G4 CubeやPower Mac G4とのマッチングは最高だろう。
• 私はあのクリアな足に多少の違和感があるのだが、一般的には3本足は安定して置けるし良いアイデアだと思う。CRTのように重くないLCDの場合には振動や衝撃で倒れたりしかねないからだ。
• さて、今回もモニタにスピーカは内蔵されなかった。かつてはアップルもAVモニタとして画面下部にスピーカを内蔵していた。その後、各社から画面サイドにスピーカを内蔵したモデルが登場している。これはテレビと同じで良いアイデアだと思うのだが、ノイズなどいろいろ課題があるのだろうか。どうしてこんなことを書くかというと、この15インチモニタは22インチと違ってワイド型でないのでちょっと寂しい。スピーカを横につけて幅を広げれば22インチと同じようなイメージになったのと思ったわけだ。
• もう1つの17インチCRTの方もデザインが統一された。足のデザインは素晴らしい。そして、あそこまで後部が透明だと不気味に感じるほどだ。15インチモニタと同じくPower Mac G4 CubeやPower Mac G4とのマッチングは最高だろう。昔のモデルを愛用している私にはあまり関係はないのだが。
• これらのモニタにはADC（Apple Display Connector）が搭載されている。新型Macintoshにはそのまま接続できるのだが、従来モデルにはアダプタが必要のようだ。先に書いたがDigitalモニタのインターフェースであるDVIと電源、USBなどを一体化したコネクタであり、これによりモニタのパワーオン・ボタンでMacintosh本体の電源までオンにできるようだ。ただ、モニタをオフにするとMacintosh本体もオフになってしまうのだろうか。それでは困るのだが……。インターネット経由で大きなファイルをダウンロードする時などはモニタを消しておくものだ。これは「省エネルギー設定」をうまく使えということだろうか。それともオンだけ連動してオフは連動しないのだろうか。

• ついに拡張キーボードが復活した。拡張キーボードファンには待望のキーボードだろう。私はいまだにApple II Keyboard (E)を使っているので特に拡張キーボードに思い入れはない。私のパソコンデスクには大きすぎてマウスパッドが置けなくなるからだ。（いつの頃のパソコンデスクかわかりますね（^^;））
• 何と従来のApple USB Keyboardはなくなってしまうようだ。そんなに評判が悪かったのだろうか。日本家屋には今度のApple keyboard Proはちょっと大きいような気がするのだが……
• まあ、サードパーティのキーボードもあるわけで、こだわる人はそちらを使えば良いような気もする。キーボードは筆記用具と同じで各自の好みで選べば良いわけだから。唯一の問題はアップルがキーボードを標準で同梱していることだ。アップルのキーボードが気に入らない場合にはキーボードが1つ無駄になるし、余計な費用が必要になってしまう。
• さて、いくつかキーが追加になっている。IBM-PC/AT互換機には「E-mailボタン」や「インターネットボタン」などがついているのだが、そういうキーではないようだ。「ボリュームアップ」「ボリュームダウン」「ディスクイジェクトボタン」……何の意味があるのだろう。既にPowerBookなどにはついていたそうだが、必然性に疑問がある。そのうちスクリプトでも使って別の用途に使えるようになるのだろうか。
• そうそう、このキーボードにはパワーオン・キーがない。長く続いた伝統がなくなるのは寂しい。Power Mac G4などは床下に置かれるだろうし、場合によっては事務机の裏に置かれたりもする。不便になるような気がするが、アップルはどうしてパワーオン・キーを無くしてしまったのか。モニタのパワーオン・ボタンを使えということだろうか。パワーオン・キー付きのサードパーティのキーボードを使えばパワーオンできるのだろうか。
• アップルのようにOSもパソコンも周辺機器まで自前で作れてしまう企業には自由度が高い。そのため、さまざまな新しい試みを行うことができる。しかし、その度にユーザはアップルの気まぐれに振り回されることにもなるのだ。このあたりの兼ね合いが難しいところだ。この仕様変更にユーザはどのような評価を与えるだろう。最終的に判断をするのはユーザであるので興味がそそられる。

• 新マウスは光学マウスになった。ボールマウスに比べてメンテナンスフリーであり面倒がない。マウスのゴミ掃除は結構大変なのだ。そして、かつての光学マウスのように専用のマウスパッドが不要なのも驚きだ。どのような仕組みかは知らないが、マウスパッドを選ばないのは便利だ。本当にきちんと動作すればの話だが（^^;）どうやって位置検出をするのだろう。そのうちMacintosh情報誌が解説してくれることだろう。
• ただ、新マウスのインパクトは「形」の方が大きい。アップルは丸型から卵型に戻した。Mr. Jobsの言葉にもある通り、アップルは「評判が良くなかった」ことを認めて「改良」したのだ。アップルは失敗を反省し改めたというわけだ。アップルは新しい試みをたくさん行うが全てが成功するわけではない。今回もそういうケースだったのだが、素直に誤りを認めるとは思わなかった。まあ、これは好みの問題なので「失敗」とか「誤り」というのはオーバーかもしれない。しかし、標準添付のマウスが使いにくかったというのはちょっとした大問題だったのだ。
• そういえば、ボタンが1つであることへの疑問があるようだが、私は1ボタンで良いと思っている。素晴らしい「FinderPop」というユーティリティもあるし、それほど不自由を感じないからだ。私は初心者にパソコンの使用方法を説明することがあるのだが、Windowsの場合にはボタンが2つあるので複雑になるのは確かだ。慣れれば2ボタンは便利であるが、初心者には絶対的に1ボタンをお勧めする。慣れてからサードパーティの2ボタンマウスを買えば良いと思うのだがいかがだろう。ホイールつきのマウスまで選べるのだから。