Centris 650のメモリ増設準備
Final Updated 1998/11/01
このページはApple Macintosh Centris 650をパワーアップするための情報を掲載しています。
この情報はあくまでも私が試したことの紹介です。この通りにして何らかのトラブルが起こっても保証の限りではありません。もし試されるのでしたら、みなさん個人の責任で行って下さい。
Apple Macintosh Centris 650のメモリについて
- メモリ構成
- マザーボード上:8MHz
- 増設メモリスロット:4個
- 対応メモリ:72ピンSIMM(アクセスタイムが80ns以下のもの)
- 最大メモリ:136MB(8MB+32MB×4)
- メモリについての解説
- このモデルのSIMMの増設は1枚単位で可能です。
- でも、同じ容量・速度のSIMMを2枚セットで増設するメモリインターリーブが働き、少し早くなります。
私のメモリ増設。
- 第1回(1996年2月)
- 8MB(60ns)を2枚増設。(8MB+8MB×2=24MB)
- 価格:19,500円×2=39,000円(STEP)
- 第2回(1997年1月)
- 16MB(60ns)を2枚増設。(8MB+8MB×2+16MB×2=56MB)
- 価格:6,800円×2=13,600円(秋葉館)
増設のきっかけはNetscape Navigatorでした。MC680X0搭載のMacintoshではたくさんのメモリを与えないとJavaがまともに動かなかったのです。(実際には割り当てメモリの量のせいだけではなかったようです。Ver.3.01では20MB程度割り当てるとちゃんと動きました。ちょっと遅いですけど。)
また、RAMディスクも使ってみたかったのです。日本語変換辞書やNetscape NavigatorのCacheをRAMディスクに載せるととっても快適です。MacOSにはシステム終了時にRAMディスクの内容を自動的にバックアップし、システム起動時にバックアップした内容を自動的にRAMディスクに書き戻す機能がついています。(「アシスタントツールボックス」という機能拡張ファイルが必要です。)
しかし、今さらながらSIMMの値段の下落にはあ然としてしまいます。1年で1/6です。(このページを作成している時点では4,000円なので、1年10カ月で1/10です。)私が増設したSIMMはどちらも16MbitのDRAMを使ったものです。最初の8MBのSIMMは両面に2個づつ4個、次の16MBのSIMMは片面に8個実装したものです。でもDRAMのパッケージの大きさが全然違います。半導体メモリは技術革新によって小さく安くなっているのです。
8MB SIMM |
16MB SIMM |
パワーアップの鉄則
- メーカ保証期間中は絶対しない。
- 本体を開けるとアップルのメーカ保証がなくなります。
- 増設しようと思うものが自分のマシンに合うか購入時に必ず店員さんに確認する。
- 仕様は合っているか?
- 消費電流は多すぎないか?(電源ユニットの許容範囲内か?)
- OS・ドライバのサポートは大丈夫か?
- 教えてくれない、わからない店員さんからは買ってはいけません。
- あくまでも自分自身の責任で実施する。
これをメモリ増設にあてはめてチェックすると次のようになります。
- メーカ保証期間中は絶対しない。
- 当然のことApple Macintosh Centris650の保証は切れています。
- 増設しようと思うものが自分のマシンに合うか必ず確認する。
- 仕様は合っているか?
- このモデルには72ピンSIMMしか使えません。
- このモデルはFPM RAMに対応しています。
- このモデルには「パリなし」を使います。
- このモデルにはアクセスタイム80ns以下のSIMMを使います。
(実際に売られているのは60nsのものがほとんどです。)
- このモデルには4MB、8MB、16MB、32MBのSIMMを使います。
- 古い大容量のSIMMには大きいもの(背の高いもの・分厚いもの)があります。これはDRAMをたくさん実装しているためです。また、「パリあり」のものはパリティチェック用のチップを余分に実装しているため背が高くなっています。中古品を買う場合にはサイズ的に入るか確認しましょう。
- 昔は日本製のメモリチップを採用しているSIMMが良いといわれたりしましたが、今は台湾製などのNIES製が安いので主流になっています。品質も問題ありません。
- 消費電流は多すぎないか?
- これはメーカによってもそれほど変わらないので気にしなくて良いです。
- OS・ドライバのサポートは大丈夫か?
- まとめると、72ピンSIMMのFPM RAMの「パリなし」で、容量が4MB〜32MB、アクセスタイムが60nsや70nsのものが適合メモリとなります。
- あくまでも自分自身の責任で実施する。
- 自信のない人は増設メモリを購入したお店にお願いしましょう。
- 有料ですが安心です。
[メモリ増設の作業]
[Centris 650 Power Up のトップページ]
このページはリンクフリーです。ただし、商用サイトからのリンクはお断りします。
また、著作権を放棄しているわけではありませんので無断引用もお断りします。
そんなにたいしたページではありませんが…(^^;)
このページの内容についてのご意見、ご指摘などありましたらt-mattsu@sag.bekkoame.ne.jpまでメールでお願いします。(@を半角文字に変えてください)
Copyright (C) 1997,1998 T.Matsumoto. All rights reserved.
このページにでてくる製品名や名称は各社の商標や登録商標です。