フォーサーズ雑記帳（バックナンバー）

• とても簡単ではありますが、PIE2008レポートを公開します。今さらではあるものの、自分の備忘録としても有効だと思っています。事情があってUTF-8のエンコードをしたので、別ページとしています。

2008/03/22		東京ビックサイト
E-3	ED 7-14mm F4.0	7mm F4.5	1/160	±0.0EV	ISO100

• リコールのため修理に出していたZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDが戻ってきた。3月9日(日)に送り出し、3月14日(金)に帰ってきたので予定より早く4日間の修理だったことになる。
• 実はもう少し落ち着いてから修理に出そうと思っていたのだが、E-3のファームウェアを1.1にアップデートしたところ不具合が起こってしまったのだ。別にマウントアダプターを持っているわけでもなく、必然があったわけではなかったのだが、MFとAFの切り替えに難があるのが解消されていないかと思ってアップデートしたのである。その結果、オートフォーカスが反応しなくなってしまったのだ。ネット上でいろいろな人が訴えている症状のとおり、カメラの電源のON/OFFを繰り返すと回復したり、電源ONのまま2〜3分放置すると回復したりと全滅ではないのだが、挙動が安定しない。さて撮ろうという時にオートフォーカスが反応しないのでは困るので、急ぎ修理することにしたというわけだ。
• ピックアップ修理はアップルでも経験があるので心配してはいなかったが、オリンパスも同様に問題はなかった。初めての方には不安かもしれないが、ピックアップ修理サービスは今では当たり前にいろいろなメーカで行われているサービスである。オリンパスもリコールの告知の中に具体的なピックアップの流れなどを説明した方が良いのではと思うが、まあ、こんなところだろうか。専用窓口に電話をして「フードは一緒に送っても良いのでしょうか」と聞いたところ「フードって何でしょうか」と返されたのは驚いたが、電話の向こうは業務委託先の日本通運のスタッフらしい。カメラの知識には乏しいものの受け答えはしっかり丁寧で問題はなく、物流のプロらしく梱包箱もパソコンポと呼ばれるクッション素材付きの段ボール箱で安心である。まあ、リコールがないことが一番なのだが、修理に手間がかからないのは良いことだ。
• さて、戻ってきたZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDは非常に快調でビシビシとオートフォーカスするのは気持ちがよい。間に合わないかと思ったが、Photo Imaging Expo 2008 (PIE 2008)前に戻ってきて良かったと思っている。

2008/03/09

2008/01 ワシントン

• 能書きを並べているだけでは何なので、ワシントンで撮ってきた写真を紹介しよう。

2008/01/16		ワシントン記念塔
E-3	ED 7-14mm F4.0	8mm F5.6	1/1600	±0.0EV	ISO100

2008/01/16		スペースシャトル模型(スミソニアン航空宇宙博物館)
E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	19mm F3.2	1/60	±0.0EV	ISO320

2008/01/16		スミソニアンインディアン博物館
E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	17mm F3.2	1/1250	±0.0EV	ISO100

2008/01/16		キャピタルヒル(国会議事堂)
E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	12mm F5.6	1/1000	±0.0EV	ISO100

2008/01/18		コンベンションセンター
E-3	ED 7-14mm F4.0	10mm F5.0	1/1250	±0.0EV	ISO100

2008/01/18		コンベンションセンター
E-3	ED 7-14mm F4.0	7mm F5.0	1/1250	±0.0EV	ISO100

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• このところ、E-3に関するニュースが多い。2月19日にはアップルストアで最新デジタル一眼レフのすべて　PART4　オリンパスE-3 編が開催されたし、2月22日からデジタル一眼レフ「フラッグシップキャンペーン」が始まり、E-3やSUPER HIGH GRADEレンズ(通称:松レンズ)の購入者にもれなくプレミアムアイテムがプレゼントされる。
• 11月23日の発売から3ヶ月経過し、オリンパスがE-3の拡販に本腰をあげたわけだが、製品が充分に供給できる目処がたったのだろう。発売直後に好スタートを切ったE-3だが、年明けには売れ行きが鈍ったようだ。これはE-3に問題があったわけではなく、同時発売されたZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDが足りなくなってしまったのが原因だと思われる。オリンパスはフラッグシップにはレンズキットは不要と思ったのか、E-3にはレンズキットが用意されなかったが、今にして思えば失敗だっただろう。つまり、ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDをE-3のキットレンズにして単独販売をしばらく遅らせれば、E-3レンズキットがもっと売れたに違いない。もっとも、E-3自体が在庫として大量に残っているわけではなく、オリンパスは見込んだ以上の売り上げを達成したようだ。ただ、もっともっと売れたのではないかということだ。
• レンズの増産は簡単ではないのだろうが、オリンパスの需要予測もちょっと外してしまったようだ。売るべき製品が足りなくなってしまうというのは情けないことだが、よくあることだ。大量に生産できるように設備や人を増やしても「売れ残り」が出ては大赤字である。最近はSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)が流行っているが、理論と現実は異なり、製品の売れ行きに合わせてタイムリーに生産を調整するのは簡単ではない。そして、任天堂のような品不足を恐れない高度な生産戦略をマネできる企業は少ない。必ず、競合他社の脅威にさらされているからだ。
• オリンパスの誤算は既存ユーザが予想以上にZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDに飛びついてしまったことではないだろうか。E-3とセットで売れるはずの数が足りなくなってしまったのだ。さらに、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDにも同じ誤算が起こったようだ。かなりのZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5のユーザがZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDを購入したようだ。もちろん、私は確かなデータをもっているわけではなく、単なる推測で書いているのだが、カメラ店に急に5〜6本の中古のZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5が並んでいるのを何店か見かけているのは事実である。オリンパスにはコアなユーザが思った以上に多いようだ。
• オリンパスの「消極的な」需要予測に加えてZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDの不具合がさらに足を引っ張ったのだろう。対策用に部品を用意しなければならないため、供給本数が少なくなってしまうからだ。しかし、リコールの対応を開始し、さらに、拡販キャンペーンを始めたということは供給の目処がたったのだろう。

• さらに、これは想定してはいなかっただろうが、E-3は価格.comプロダクトアワード2007でカメラ関連カテゴリのプロダクト大賞に選ばれた。この賞に限らず、ネット上でのE-3の評価は非常に高い。そして、ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDの発売日が3月27日に決まった。E-3の販売に追い風が吹いている。3月にはPhoto Imaging Expo 2008(PIE 2008)が開催される。この春にどこまで販売できるかが勝負だろう。頑張って欲しい。

• 少しだけ「最新デジタル一眼レフのすべて　PART4　オリンパスE-3 編」でのエッセンスを紹介しておこう。根本タケシ氏は「私はオリンパスの回し者かもしれません」と皆を笑わせながら、E-3やZUIKO DIGITALの素晴らしさを力説し、「カメラはメーカ名やスペックで選ぶものではない。どういう写真が撮りたいか、その出来上がりを想像して、それに足るカメラを選べば良い」と説明してくれた。つまり、高速連写が必要な写真を撮るならそういうカメラを買えば良いし、高感度が必要な写真を撮るのならそういうカメラを買えば良い。しかし、普通に写真を撮るのにそこまで高機能のカメラが必要だろうか。そういうカメラは値段がとても高い。コストパフォーマンスを考えよう。「自分の必要な写真が撮れるのなら、安いカメラの方が良い」というのが根本タケシ氏の主張である。ごもっともである。

• さて、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDが発売され、私も購入してしまった。天候とスケジュールに恵まれず、まだほとんど撮影できていないが、なぜ購入したのか書いておきたい。先日このようなことを書いたのだが、その顛末を書いてみよう。
• 神田小川町のオリンパスプラザの対応は最低だったのだが、オリンパスカスタマーサポートセンターの対応は素晴らしかった。私の個人的な事情を伝えると、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6(通称：小梅望遠ズーム)の貸し出しを即決してくれたのだ。まあ、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDと比較すれば同等とはいかないまでも、カスタマーサポートセンター担当者の誠意は充分に伝わってきた。先日の記事の最後に「実はトラブルは大きなチャンスなのだ。トラブルをうまく切り抜ければマイナスどころかプラスにできる」と書いたのだが、これはまさにそのとおりの対応だと感心してしまった。
• 上司とどう相談したのかわからないが、文字通り貸し出しを「即決」してくれた担当者はカスタマーサポートの極意をよくわかっている。カスタマーサポートへコンタクトを取ってくるユーザは何らかのトラブルにより満足度は大幅に下がっている。これがマイナスである。それをどうやってゼロに戻し、そして、プラスに転じるか、満足度を向上させるかがカスタマーサポートの役割なのだが、簡単なことではない。わざわざ手間をかけてカスタマーサポートへコンタクトするユーザの「相談事」は得てして無理難題であることが多いからだ。
• しかし、そういうユーザは実は優良顧客の卵なのだ。クレームは期待の裏返しであり、クレームに真摯に対応することでユーザが納得し満足すれば、メーカは失うはずだったマイナス以上の多くのリターンを得られるのである。結果として私はZUIKO DIGITAL ED 50-200 F2.8-3.5 SWDを購入したし、今後もオリンパスからフラッシュやレンズ、カメラを購入するだろう。私は既にオリンパスのE-SYSTEMに軽く50万円を超える投資をしているが、オリンパスはそれ以上の売り上げを期待できるはずだ。もちろん、それなりの時間をかけてである(笑)。

• さて、しばらく更新が途絶えてしまっていたのだが、実は1月中旬から2週間ほどワシントンとニューヨークに旅行していたからなのだ。ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの発売再延期に頭をかかえたのもこういう理由があったからだ。まあ、海外旅行など簡単にできる時代ではあるが、会社員にとってオフシーズンに2週間の休みが取れるというのは滅多にあることではない。実は私の勤める会社は勤続xx年になる社員に休暇と旅行券をプレゼントしてくれるのだ。社員にリフレッシュしてもらうのが表向きの理由なのだが、私は社員1人が2週間程度休んでも何ら会社の業務には影響がない、ということによって本人に身の程を思い知らせることこそが真の理由ではないかと勝手に思っている(笑)。
• ちょっと話がそれたが、勤続xx周年というのがミソで、時期はその1年のうちで自由に決めることができ、本人の仕事の状況などに応じて好きな時に休んで良いのである。では、なぜ、こんな寒い時期にアメリカ東海岸へ旅行したのか。行き先は最初から決まっていたのだが、E-3がなかなか発売されなかったからなのだ。もし、E-3が春に発売されれば初夏に行けただろうし、夏に発売されたら初秋に行けたのだ。まあ、表向きは仕事のやりくりがつかなかったということになっているのだが(笑)。
• E-3の発売をじりじりしながら待ち、ようやく発売されたE-3を予約までして手に入れ、2ヶ月足らずで旅行にでかけたのだが、まあ、そこそこ使えたのではないだろうか。旅行のスナップなので気軽に撮ったものだが、ちょっとだけ写真を貼っておこう。オリンパスから借用したZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6で撮ったものである。後から思えば、ちょっと絞った方がもう少しカチッと写ったかもしれない。まだまだE-3には慣れていないようだ。レンズに絞り環がないからか、絞りのセットがルーズになってしまっているようで、絞り開放で撮っている写真が多いのだ。

2008/01/18		ホワイトハウス(ワシントン記念塔から)
E-3	ED 40-150mm F4.0-5.6	150mm F5.6	1/500	±0.0EV	ISO100

2008/01/23		MetLife ビル(エンパイアステートビルから)
E-3	ED 40-150mm F4.0-5.6	150mm F5.6	1/800	±0.0EV	ISO100

2008/01/23		タイムズスクエア周辺(エンパイアステートビルから)
E-3	ED 40-150mm F4.0-5.6	40mm F7.1	1/400	±0.0EV	ISO100

2008/01/23		自由の女神(スタテン島行きフェリーから)
E-3	ED 40-150mm F4.0-5.6	150mm F5.6	1/400	+1.0EV	ISO100

2008/01/25		自由の女神(サークルラインクルーズ)
E-3	ED 40-150mm F4.0-5.6	150mm F5.6	1/320	+1.0EV	ISO125

• さて、こうして書いているうちにZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDのリコールが発表された。はっきり言ってリコールはほめられたものではない。品質管理が出来ていないということだからだ。意地の悪い見方をすれば、発売を焦るあまり、不具合があることがわかっているにもかかわらず発売したとも考えられる。競合他社が新製品を投入してくる中で冬のボーナス商戦に間に合わせたかったのだろう、と勘ぐられても仕方がない。
• しかし、ネット上でいろいろ書き込まれているとおり、オートフォーカスの不具合で初期不良として交換されたレンズもリコール対象になっていることからも、オリンパスは発売当初には不具合や原因がよくわかっていなかったようだ。そういうわけで、ネットではオリンパスの対応は好意的にとらえられているようだ。
• 何度も書いてしまうが、一番大切なことは問題を起こさないことである。無償修理するといってもユーザに手間をかけるのは間違いないし、少なくとも1週間は使えなくなってしまう。ただ、起こしてしまった場合には誠心誠意対応することでマイナスをゼロどころかプラスに変えることができるはずである。その意味でオリンパスの対応は評価に値する。
• 実は私のレンズもリコール対象だったのだが、今までオートフォーカスレンズを使ったことがなかったからか、それほど不具合を感じていない。しばらく待ってリコール対応が落ち着いた頃に修理に出そうと思っている。

2007/12/27 富士山上空

• さて、正月なので定番の富士山の写真をアップしよう。ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWDは望遠にすると全長がかなり伸びるので、飛行機のエコノミークラスでは体をよじっての厳しい姿勢での撮影になってしまった。飛行機の窓越しに撮った写真にしてはまあまあだろうか。何枚か撮影したが、等倍まで拡大するとブレているカットが多かった。手ぶれというより、飛行機の移動速度に対してシャッタースピードが遅かったのか、ピントが甘かったのかもしれない。これは唯一シャープに写った一枚をOLYMPUS Master 2でリサイズしたものだ。

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	42mm F4.0	1/1600	±0.0EV	ISO100

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• ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDがまたしても発売延期になってしまった。オリンパスはユーザに対する「約束」を何だと思っているのだろう。11月23日の発売が年内に延び、そして、1月18日にまで延びてしまった。しかし、オリンパスはそれほど悪いと思っていないらしい。12月20日のホームページには「 ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD 」 発売日決定のお知らせ。とある。そう、「発売再延期のお詫び」ではなく、「発売日決定のお知らせ」なのだ。あきれてしまった。
• 今回の1件で私のオリンパスへの信頼はあっさり砕け散ってしまった。出来ないのであれば「年内発売予定」と言わなければ良いのに、オリンパスはこの1ヶ月何をやっていたのか。これでは「年金問題」での自民党の「3月までに名寄せを完了します公約」と変わらない。オリンパスも「こんなにひどい状態だったとは知らなかった」とでも言うのだろうか。
• さらに、まともに謝ることができない。先のホームページの文章には謝罪の言葉は散りばめられているが、謝罪の気持ちは伝わってこない。私は予約しているのだが、オリンパスからもカメラ店からも何の案内もなかったからだ。ホームページで告知して終わりなのか。謝罪は相手に受け入れてもらえなければ謝罪にならないのだ。
• 私には1月中旬にどうしても使いたい事情があったのだが、残念ながらあきらめざるを得なくなってしまった。この「1月中旬」は1週間前なら調整可能だったのだが、今となっては手遅れである。実はE-3をわざわざ予約して買ったのもこの「1月中旬」のためだったのに……
• 状況確認と何とかならないかと「神田小川町」に行ってみたのだが、らちがあかない。「申し訳ありません」と言うだけで、何ら建設的なことは言わない。ただ、「クレーマー」があきらめて帰るまで「申し訳ありません」を繰り返すだけである。これが担当者ではなく、「上の人」の対応である。まともに謝ることが出来ない者がオリンパスプラザの「上の人」なのだ。
• 発売遅れの理由が「生産の遅れ」なら多少の数はあるはずではないのだろうか。もちろん、そういう個別対応をすると不公平が生じるのは確かであるし、人によって必要性もさまざまなのだが、それを区別するのが困難なのも理解はできる。しかし、何の対策も提示できず、「申し訳ありません」では全く役に立たない。E-3対感フェア直前にE-3について質問した際にも「ちょっとわかりません」を連発されたが、オリンパスプラザの役割は何なのだろう。オリンパスは販売が弱い会社というのは有名だが、オリンパスプラザの見直しから始めた方が良いのではないだろうか。あまりの無能さに「E-3とレンズ2本をまとめて返品させてください」とまで言ってしまった。当然ながら、そういう要求が通るはずもないのだが、正直なところ、この先オリンパスでシステムを組んでいく自信がなくなってしまった。

• さて、冷静に振り返ってみると、「発売延期」はカメラ業界でもたびたびあるようだ。最近ではトキナー、松下電器、ペンタックス、キヤノン、などが発売延期をしているようだ。これはカメラ業界だけのことではなく、「約束」という言葉の重みが軽くなっているのだろうが、「発売予定」が有名無実化している現状は良いとは言えないだろう。商品の開発サイクルは短くなり、競合他社より発売が遅れれば商機を逃す。厳しい中で精一杯の努力をしているのだろうが、割を食うのはユーザであり、へそを曲げたユーザは二度と戻って来ないかもしれない。
• では、どうすれば良いのだろうか。もちろん、遅れないのが一番良い。そして、遅れても1度限りにすべきだろう。そういう点では既に救いようがないのだが、私だったら次のようにするだろう。まず、予約者に対して直接謝罪を行う。確かに個人情報保護の観点からカメラ店から予約者の情報が得られないかもしれない。それなら、カメラ店に費用を払ってでも謝罪を代行してもらうべきだろう。その上で、オリンパス製品の購入にだけ使える商品券の配布、旧ED 50-200mm F2.8-3.5の発売日までの無償レンタル、新ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの先行販売の選択肢から予約者に選んでもらう。まあ、予約の早い順に選んでもらうしかないのだろうが、そのぐらいのことはやっても結果的に損ではないはずだ。
• 実はトラブルは大きなチャンスなのだ。トラブルをうまく切り抜ければマイナスどころかプラスにできる。トラブルから逃げてしまえば、時間が解決してくれるが、結果的に大きなものを失ってしまうことを肝に銘じなければならない。

2007/11/24 八王子駅前

• まずは、途中の八王子駅前である。私は風景写真や建物写真をメインに撮るので、駅前のTOKYU SQUAREを撮ってみた。この時期の空の色は快晴でもこんなものだろうが、良く出ていると思う。12-60mmの12mm(135換算で24mm)でもカチッと写っている。私はボケ味よりカッチリ感を重視するのでフォーサーズ規格とは相性が良いようだ。

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	12mm F5.0	1/1250	±0.0EV	ISO100

2007/11/24 高尾山

• さて、高尾山であるが、私のような典型的なメタボリッカーにはちょうど良いハイキングコースでもある。E-3のオートフォーカスは高速であるが、このように葉っぱが密集している場合には多少迷ってしまうようだ。この時はAFターゲットサイズを小さくできると知らなかったので適当に撮っていたが、AFターゲットサイズを小さくし、AFターゲットを中央1点にすると改善されるらしい。高尾山の紅葉の色は赤黒いので、太陽光を透過させて撮った方がきれいに写るようだ。

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	60mm F4.0	1/320	±0.0EV	ISO100

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	60mm F5.0	1/125	±0.0EV	ISO100

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	60mm F5.0	1/200	-0.7EV	ISO100

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	60mm F5.6	1/125	-0.3EV	ISO100

E-3	ED 12-60mm F2.8-4.0	60mm F4.0	1/125	+0.7EV	ISO100

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