ハードディスク増設作業

　一部画像がありません。そのうちにアップする予定です。気長にお待ち下さい。

• 本体の電源を切り、ケーブルを全て外します。
• きょう体を開けます。
• Power Macintosh G3 DTの場合、ハードディスクは「交換」ではなく「増設」できます。増設用にベイ（A）かベイ（C）があるからです。

  

• ただ、私は既にMOドライブをベイ（C）に増設済なので、ベイ（A）を使うことになります。基本的にはどちらのベイを使っても良いのですが、ベイ（C）はベゼルを交換可能ですからMOドライブやZipドライブのようなリムーバブルメディア用で、ベイ（A）がHDD用になります。ベイ（C）の方がスペースに余裕があるので放熱にも有利ですから空いているならベイ（C）を使った方が良いかと思います。
• さて、このベイ（A）に80GBのHDDを増設すれば良いのですが、HDDはかなりの高温になります。放熱を考えた方が無難です。私は元々の4GBのHDDよりも80GBのHDDの方が消費電力が大きいので、きょう体底部に80GBのHDD、ベイ（A）に4GBのHDDを入れることにしました。ただ、消費電力が違うと言っても1.3Wぐらいですから神経質になるほどではないかもしれません。

  

• スレッドとは日本語で「そり」の意味でドライブの台のことです。このスレッドを使うことで各種ドライブメーカの各種ドライブを組み込むことが可能になっています。つまり、ドライブ毎に微妙に異なるネジ穴の位置などの差異をスレッドが吸収してくれるわけです。ただ、このきょう体の場合、スレッドは2種類あるので注意が必要です。

  ベイ（A）用 815-1888（表）	ベイ（C）用 815-0446（表）
  ベイ（A）用 815-1888（裏）	ベイ（C）用 815-0446（裏）

  ベイ（A）ブランク状態	ベイ（A）スレッド挿入状態

• HDDを裏返してネジ穴の位置を確認します。

  

• その上にスレッドを置いてネジ穴を合わせます。

  

• 4カ所ネジ留めします。

  

• HDDを表返してベイの切り欠きとスレッドの切り欠きを合わせて置きます。

  

• カチッとロックが掛かるまで矢印の方向に押し込みます。

  

• インターフェースケーブルと電源ケーブルを接続します。

  

• 開けるときの逆の手順できょう体を閉めます。

• 先に述べた通り、IDE型のHDDはMac OS付属のフォーマッタである「ドライブ設定」で簡単にフォーマット可能です。（フォーマットと初期化は同じことです）
• Mac OSのCD-ROMで起動します。まっさらのHDDの場合、フォーマットされていないので放っておいてもCD-ROMから起動するはずですが、フロッピーディスクに「？」のついたアイコンが表示されっぱなしの場合は「c」キーを押しながら電源を入れ直してみてください。CD-ROMドライブからシステムを探しにいくのでMac OSのCD-ROMから起動できるはずです。
• 「ユーティリティ」フォルダの中にある「ドライブ設定」を開きます。

  

• フォーマットしていないHDDは「未初期化」と表示されるので、それを選んで、「初期化...」ボタンを押します。

  

• 続いてそのまま「初期化」しても良いのですが、80GBもの容量のディスクを1つ作るより、複数に分けた方が便利なので「カスタム設定...」を押してパーティションを切ります。

  

• この画面でいろいろな設定が可能です。

  

  • 緑色の部分でパーティションの分割数を変更できます。
  • 青色の部分でフォーマットの種類が選択可能です。
  • 赤色の部分にはそれらの設定した情報が表示されます。パーティションのサイズの微調整も可能です。

• 設定後にはこのようになります。

  

  • 私はパーティション数を「5」にしています。これは80GBを20GBずつに4つに分けた後、そのうちの1つをさらに8GBと12GBに分割しています。これはMac OSの起動ディスクが8GB以下でないといけないという制約によるものです。私はこの「名称未設定」にMac OS 9をインストールしてます。
  • 青色の部分でフォーマットの種類が選択可能です。ここでは「Mac OS標準」となっていますが、Mac OS Xを使う場合、「Mac OS拡張」にしておく必要があります。ちなみに、Mac OS標準フォーマットは「HFS」、Mac OS拡張フォーマットは「HFS+」とも呼ばれています。このMac OS拡張フォーマットはMac OS 8.1Jからサポートされているのでこちらを選択した方が無難です。私はMacintosh Centris 650でMac OS 7.6Jも使っているのでMac OS標準フォーマットを選んでいます。
  • 赤色の部分にはそれらの設定した情報が表示されます。パーティションのサイズの微調整も可能です。

• 初期化が完了するとデスクトップにマウントされます。この後にHDDの名前を変更することができます。方法はファイルやフォルダの名前を変える方法と同じです。