Grand Vimage 17i の増設
最終更新 1999/01/11
このページはApple Macintosh Centris 650をパワーアップするための情報を掲載しています。
この通りにして何らかのトラブルが起こっても保証の限りではありません。もし試されるのでしたら、みなさん個人の責任で行って下さい。
Grand Vimage 17i とは?
- Grand Vimage 17i は先に説明した通りの INTERWARE 社のビデオカードです。
- 現在では生産中止されていますので中古でしか入手できません。
- 7インチサイズの NuBus カードで VRAM は1.5MB 搭載しています。
- 832×624 モードまでフルカラー(1,677万色)表示可能です。
Grand Vimage 17i のアクセラレーション
- Grand Vimage 17i にはビデオアクセラレーション機能があります。
- オンボードのグラフィックチップよりも表示が速くなります。
- これは Macintosh の画面表示方法である Quick Draw を解析して高速化しているからです。
- ただし、Mac OS ROM に搭載されている Quick Draw ルーチンを使わないので、アプリケーションによっては対処が必要です。
- 各アプリケーションのマニュアルに対処方法が記載されているはずです。
- たとえば、デスクトップに画像を表示するユーティリティー「Decor」のマニュアルには以下のように書かれています。
- 「Decorはディザ処理にQuickDraw(マッキントッシュのROMにあるソフトウェア)を使用します。満足な表示画質が得られない場合には、ご自分で(Adobe Photoshop等の)画像処理専用ソフトウェアを用いてディザ処理をしていただいても結構です。」
- 「画像データがモニターの表示可能色数より多くの色数を持っている場合や異なるカラーパレットを使用している場合には、ディザリング処理を施せばより良い画質で表示することが可能です。」
- つまり、Grand Vimage 17i を使用すると、Mac OS ROM の Quick Draw ルーチンを使用していないので、Mac OS ROM に内蔵しているものと違うカラーパレットを使うことになります。そのため、Mac OS ROM の QuickDraw によるディザ処理の代わりに「Decor」では「Decor」自身のオプション機能の「ディザ」をオンにしなければキレイな表示ができないのです。
- アクセラレーションは大画面モニタほど有効だと思います。表示速度は大画面になるほど遅くなるからです。
Grand Vimage 17i の増設
- (今回は写真を撮りませんでした。手抜きです。ごめんなさい。)
- Macintosh の電源を切り、コンセントを抜く。
- 体に溜まった静電気を水道管などに触れて逃がす。
- きょう体を開ける。
- きょう体後部の Nu Bus スロットカバーを外す。
- Nu Bus スロットに Grand Vimage 17i をカッチリと差し込む。(慎重に!)
- CRT ケーブルをオンボードから Grand Vimage 17i に差し替える。
- きょう体を閉じる。
- Macintosh を起動する。
- 起動時に「Grand Vimage」と一瞬表示される。
- これだけで大丈夫です。
コントロールパネル「GrandVimage」のインストール
- 「GrandVimage」をシステムフォルダにドラッグ&ドロップし、再起動するだけです。
- ハードウェアズーム機能などの設定ができます。
- もしも付属していなかったら、INTERWARE 社のホームページからダウンロードしましょう。
- 別に無くても表示だけなら問題はありません。
- 私がホームページからダウンロードした最新版(V1.3.1b)はベータ版で、Excel.4 使用時にゴミが表示されるので、付属していた旧版(V1.0.1)に戻してしまいました。
- ゴミとは表示の残像や、影など、本来表示されるべきでないものです。
[大型モニタの導入]
[AppleVision 850 Display の接続]
[Centris 650 Power Up]
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そんなにたいしたページではありませんが…(^^;)
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