フォーサーズ雑記帳（バックナンバー）

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO と M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

• オリンパスが5月12日に M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO と M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO の発売を発表した。発売日は6月26日に決まったようだが、一番のポイントは受注販売ということだろう。私の単なる想像だが、オリンパスはこれらのレンズが数多く売れるとは思っていないようだ。数多く売れるのであれば受注販売にする必要がないからだ。

• 「受注販売」とは何かというと、販売店に在庫を置かずに受注が入ってから製品を出荷する販売形態のことだ。念のために書いておくと、受注を受けてから生産を行う受注生産とは少し異なる。つまり、オリンパスはある程度の在庫を持ちながら販売するので注文すればそれほど待たずに手に入れることができるはずである。ちなみにオリンパスはOMシリーズを販売していた頃は「受注生産」という言葉を使っていたので、正しく言葉を使っているならば、受注販売のこの理解は正しいはずである。

• 受注販売のメリットは何かというと在庫の圧縮である。製造業である以上、在庫問題は避けて通れないのであるが、これが非常に難しいのだ。基本的にメーカは販売見込をたてて製品を生産する。そして、その見込が当たれば良いのだが外れてしまうことの方が多いのだ。そうすると、製品が足りなくなって「予想以上のご注文をいただいて……」と顧客に謝罪することになったり、製品が売れ残って大赤字になったりするわけだ。

• さらに、販売店の問題もある。メーカ直販でない限り販売店が不可欠なのだが、これがまた難しい。ヒット商品の場合には顧客からの注文が殺到するのだが、顧客が複数の販売店へ注文するのも、販売店が水増ししてメーカに発注するのも日常茶飯事だからだ。それによってメーカは実際の注文数を把握することができなくなってしまうのだ。販売店の注文どおりに生産すると結果的に売れ残って返品されたりするのである。

• 受注販売や受注生産はそれを回避するための手段なのだが、販売機会を逸するというデメリットもある。つまり、注文から出荷までに時間がかかり過ぎると顧客の熱が冷めてしまってキャンセルされかねないということである。そのため、オリンパスは受注生産ではなく受注販売という言葉を使ったのではないかと思われる。受注生産は「受注してから生産する」、受注販売は「受注してから在庫を出荷する」という違いがあるからだ。まあ、実際には両者とも在庫ゼロということはなく在庫量の程度が違う程度の差しかないのであるが……

• さて、前置きが長くなってしまったが、簡単にファーストインプレッションを書いておこう。両者とも小川町から新宿に移ったオリンパスプラザで先行展示されているので短時間だが触れる機会があったからである。ただ、オリンパスプラザは「オープニングウィークス」中でまだバタバタしておりゆっくり触れなかった。困ったのは盗難防止ワイヤーがついているので近くにあるカメラボディにしかつけることが出来なかったことだ。そのため、E-M1で試すことができなかったのは残念だった。

• M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは広角使いの私にとって無くてはならないレンズであり、このレンズがなければマイクロフォーサーズへの移行を検討することはなかっただろう。大きさは確かに小さく、E-M5 Mark II につけてもバランスは悪くない。オリンパスプラザ内の照明に向けてみたが、フォーサーズのZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0と比べてフレアやゴーストの発生は格段に少ないようだ。もちろん、全く出ないわけではないが、ZEROコーティングの効果はあるようだ。MFクラッチ機構も良好でマニュアルフォーカスも良い感じである。どのような画が撮れるか次第だが、良い画が撮れれば間違いなく買いだろう。

• M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROも触ってみたが、対角線魚眼レンズは使ったことがないのでよくわからない。超広角レンズとは違う難しいレンズだからだ。水平さえ正しく取ればグニャリと歪むようなことはないと言われるが構図はやはり難しい。そして、MFクラッチ機構もファンクションボタンもない。魚眼レンズだから不要というわけではないと思うのだが、どのような企画意図なのだろうか。「PROレンズ」のコンセプトがよくわからなくなってしまった。

• 価格はそれぞれ税抜きで170,000円と135,000円なのだが、リーズナブルというより格安だろう。ネットで「高い」と叫んでいる輩もいるようだが、貧乏人など相手にする必要はない。デフレ経済下では「安くなければ存在価値はない」という風潮がまかり通っていたが、それによって多くの企業が苦しんできた。他社との競争があるため値上げが難しかったからだ。さらに、1ドル＝70円という超円高で輸出比率の高い企業がバタバタ倒産したり大企業の経営が傾いたのは記憶に新しい。ようやくデフレ脱却に向けて動き出したのだから安売りする必要はないのだ。

• 余談だが、最近ネットの力というものを考えることが増えてしまった。顔の見えない輩の言いたい放題に皆が右往左往しているのは非常に危険であるとしか思えない。「フルサイズ一眼レフが欲しい」と自称ユーザに言われて「ユーザの期待に応えるため」と製品化するメーカがある。あまりにも異常な事態だと思うのだが、メーカ側は大まじめなのだ。「安くして欲しい」という声に応えて利益を切り詰めて安い価格で販売すれば、売れ残りが出れば赤字になってしまうだろう。企業の存続なしに製品の供給はありえないのだ。ネットの声は「神の声」ではないのである。

• まあ、いろいろ書いてしまったが、発売されて撮影画像をたくさん見られるようになってから買う/買わないの判断をしてもよいと思っている。私はフォーサーズでシステム一式を揃えてしまっているからだ。そして、マイクロフォーサーズのカメラボディをまだ持っていないのでレンズだけを買っても仕方がないのである。Ver. 3.0と言われてもE-M1を購入する気にはならないからだ。のんびりいこうと思う。

E-M5 Mark II ファーストインプレッション

• CP+でお披露目されたオリンパスのE-M5 Mark II　について書いてみたい。OLYMPUSロゴのあるペンタ部がシャープになり、全体のフォルムがフィルムカメラのOM-1、OM-2とそっくりになった。これは確かに格好が良いのだが、個人的には少々やり過ぎではと思っている。OM-1もOM-2も米谷美久氏の優れた工業デザインが光る名機だが、氏が常に言っていたことは「デザインには機能的な必然がある」ということだからだ。つまり、デザインありきではないのだ。

• E-M5 Mark II　にはデザインを優先したため機能を犠牲にしたと思われる部分がある。それはフラッシュだ。E-M5やE-M1はフラッシュを内蔵していなかったが、その後に登場した、より小型のエントリーモデルのE-M10には内蔵されていた。そのため、私はE-M5 Mark II　にも内蔵されるだろうと期待していたのだが……裏切られてしまった。フラッシュを内蔵してペンタ部が膨らんでしまうことを嫌ったのだろうと想像するが、とても残念である。

• あんな小さいフラッシュでは意味がないという考えもあるだろうが、それは正しくないし、オリンパスもそう考えていないようだ。その証拠に小型の外部フラッシュFL-LM3を同梱している。ただ、そのFL-LM3に外部ワイヤレスフラッシュのコマンダー機能が内蔵されているということはE-M5 Mark II　単独では外部ワイヤレスフラッシュを制御出来ないということなのだ。OM-1、OM-2に似せたとんがり頭にするために犠牲にしたものが大きすぎるのではないだろうか。せめてコマンダー機能だけでもE-M5 Mark II　に内蔵して欲しかった。

• さて、E-M5 Mark II　の売りはさらに強力になった5軸手ぶれ補正で、CIPA規格準拠で5段というのは現時点での世界最高である。これは写真だけでなく動画でも有効に機能するそうでオリンパスはそれをOM-D MOVIEとしてアピールしている。ただ、これはオリンパスに限ったことではないのだがイメージセンサの性能が頭打ちになってきている。そのため、各社の画素数競争は落ち着きつつあり、それ以外の部分で特長をアピールせざるを得なくなってきているのだ。そこでオリンパスは強力な手ぶれ補正を前面に出しているというわけだ。それならば、各社ともモデルチェンジサイクルを延ばせば良いと思うのだが、競争もあり難しいようだ。しかし、それが企業体力を奪っているのは間違いない。こういう時こそCIPAが力を発揮して各社の無理な競争を抑制して欲しいのだが、業界団体というのはその程度の力もないのだ。

• 個人的にはE-M5 Mark II　はパスである。理由の第1は小さ過ぎることだ。これはグリップのことだけではなく、全てにおいてひと回り小さいということなのだ。確かに小型・軽量化は重要だが、限度というものがある。かつて携帯電話が小さくなり過ぎたことを思い出してしまった。人の指で操作する以上、ボタンやスイッチ、ダイヤルは適切なサイズである必要があるのだ。米谷氏はそれを自身が愛用していたライカIIIfに求めたそうだ。OMシリーズとライカは全く別のカメラではあるが、手に持ったサイズ感が非常に似ているのはそういうわけらしい。何が書きたいかというと、私の手にしっくりくる小型化の限界点はOMシリーズのサイズであって、E-M5 Mark II　ほんの少しだが小さ過ぎるということだ。

• 理由の第2は撮像面位相差オートフォーカスが載っていないためフォーサーズレンズでオートフォーカスが迷いまくることだ。E-5とSWDレンズの高速AFに慣れるとハイスピードイメージャーAFでも遅く感じてしまう。それなのに、AFが迷いまくるのではストレスがたまって撮影に集中出来ないのは目に見えているからだ。私とて小さなボディに大きなフォーサーズのレンズをつけたくはないのだが、いきなりPROレンズを4〜5本も揃えるほど金銭的に余裕があるわけではないのである。

• 最後の理由はE-M5 Mark II　でフリーアングルモニタになったのは良いのだが、前述のとおりE-M10で既に内蔵出来ていたコマンダー機能付きのフラッシュを外付けにしたことだ。技術的には可能なのにデザインを優先して採用を見送るという姿勢には全く同意出来ず、それはデザイナーの怠慢・敗北でしかないと思っている。というわけで、フリーアングル液晶モニタはもちろんだが、コマンダー機能とフラッシュが内蔵されるまでマイクロフォーサーズへの移行は見送ることにした。

• OM-Dシリーズの次のカメラボディはE-M1後継機だと思われる。現行のE-M1は大きなグリップがあることでOMシリーズよりやや小さめのボディサイズながらも私の手にはちょうど良い。それにフリーアングル液晶とコマンダー機能、フラッシュが内蔵されれば躊躇する理由はないだろう。そして、それは機能的な素晴らしいデザインと両立できるはずなのだ。これぞ工業デザインの傑作というE-M1 Mark II が登場すれば直ぐに購入したいと思っている。

CP+ 2015 雑感

• さて、CP+が終了した。今年も私は1日休みをもらって3日間パシフィコ横浜に通いつめたが天気が良くてよかった。昨年は大雪で土曜日の開催が中止になったのだ。今年は多くの来場者が訪れていたので主催者や出展社はひと安心だったろう。

• 今年の来場者はCIPAの公式発表によると、67,617名だったそうだ。2/12(木)は13,074名、2/13(金)は16,474名、2/14(土)は22,462名、2/15(日)は15,607名ということで、昨年が42,203名だったことに比べると大盛況だったと言えるだろう。

• とりあえず、第一印象を書き残しておこう。CP+を主催するCIPAはカメラメーカにCP+に合わせて新製品を発表するように依頼をしている。その発表された製品をワールドプレミアと呼んでいるのだが、昨年は45もの新製品が発表されたのだ。CP+事務局の発表によると今年は39の新製品が発表されたそうだ。少し見てみよう。

• まず、オリンパスだが、OM-D E-M5 Mark II、防塵・防滴にリニューアルされたM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 、そして、オープンプラットフォームカメラ OLYMPUS AIR A01がワールドプレミアの主な対象である。そして、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROとM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを今夏に発売すると発表したのだ。この8mmの対角線魚眼は開発発表ではなく発売予定の発表だったのには驚いた。オリンパスユーザーには楽しいお祭りだったろう。

• 次に、ニコンだが、DXフォーマットのエントリー機D5500やFXフォーマットの天体写真専用機D810A、位相フレネルレンズを採用したAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRが主な目玉製品だった。しかし、私にとってはワクワク感が少なかった。昨年と違って「ニコンはどうしてしまったのか？」と思ってしまったほどだ。やはり、ハイアマチュア向けのモデルが登場しなかったのが大きいだろう。もちろん、CIPAの都合でカメラを開発しているわけではないのだが、せっかくのカメラファンのお祭りなので頑張って欲しかった。まあ、毎年期待されてもニコンも困るだろう。(苦笑)

• そして、キヤノンはEOS ALL STARS 2015と銘打って50M画素のEOS 5Ds/5DsRやEF11-24mmF4L USM、エントリーのEOS Kiss X8iやEOS 8000D、ミラーレスのEOS M3など多くの新製品を投入していた。先日、APS-Cサイズのハイアマチュア機であるEOS 7D Mark II を発売したばかりだというのにその底力には驚くばかりだった。EOS 5Ds/5DsRは実際の発売は6月とかなり先なのだがCP+に合わせて発表してくれたようだ。発売よりかなり前に発表するということは競合メーカに情報が漏れてしまい、対抗する準備期間を与えてしまうことになるにも関わらず発表してくれたわけで、その心意気に賞賛を送りたい。恐らく誰が見ても今年のCP+ではキヤノンがNo. 1だと思っただろう。個人的にはEF11-24mm F4L USMという超広角ズームがとても気になったのだが、レンズだけで希望小売価格が\450,000というのは……無理だ。残念ながら、1,180gという重さを大義名分に手を触れずにあきらめることにした。(涙)

• ソニーはCP+事務局の公式レポートにも記載がないように新製品発表がなかったようだ。そのため、開発中のFEレンズを用意しユーザが試せるようにしていたのだが、私にはレンズ交換式カメラメーカとしては非常に厳しい展示だったように思えた。実のところ、企業としてのソニーはどん底にある。熱烈なソニーファンであった私ですら見限ってしまうほどのていたらくである。テレビ事業を切り捨て、パソコン事業を切り捨て、今度はオーディオ事業を切り捨てようとしている現状には危機感を覚えてしまう。イメージセンサというキーパーツをおさえているとはいうもののエレクトロニクスメーカとしてのソニーに未来はあるのだろうか。まあ、そのような状況下にも関わらずソニーがCP+に大きなブースで出展したことに意味があるのかもしれない。新製品がない中で何とか写真の楽しみをアピールしていた姿には希望の光が残されていると信じたい。

• さて、ペンタックスはエントリー機ではあるものの防塵防滴のAPS-CサイズのK-S2と135サイズに対応するHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW、HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWが新製品だった。私はKマウントでAPS-Cサイズにリソースを集中しているのがペンタックスの強みだと思っていただけに何故135サイズ対応のレンズをリリースするのかと驚いてしまった。確かに望遠系のレンズなので焦点距離が1.5倍になる有利さはあるものの大きく重くなってしまうからだ。さらに、単なるリップサービスだろうと思っていた135サイズのKマウントの一眼レフの開発を正式に発表したのだ。名称は未発表だが、K-1になると思われるモックアップが展示していた。私はペンタックスのユーザではないのだが、驚くというよりも心配になってしまった。ソニーはともかくニコンやキヤノンとどうやって戦うのだろう。多少の飛び道具は用意しているのだろうが、強力な武器でないと玉砕するのは目に見えているからだ。

• リコーはそろそろGR Digitalのモデルチェンジ時期なのだが、何のアナウンスもなかった。ただ、現行のGRもCP+ 2013ではお披露目されていなかったことを思うと心配することはないだろう。ただ、コンパクトカメラはフマートフォンに押されて市場規模が縮小し続けている。その中でリコーはTHETAのような全天球カメラやWG-M1というアクションカメラを製品化しているがマーケットはニッチである。もはや元々のリコーブランドの「カメラ」はほぼGRだけになってしまっているのだ。個人的にはGX200の後継機を期待しているのだが、ペンタックスのカメラ事業を買収したリコーはどこに向かっているのだろう。

• パナソニックはエントリー機のLUMIX GF7とスマートフォン対抗機であるLUMIX CM1を発表し、30mm/F2.8マクロレンズの開発発表をしていた。そして、4Kフォトをアピールしていたのだが、私には魅力的に映らなかった。パナソニックはソニーと比べると企業状況はかなり良いのだが、ビデオ事業とカメラ事業を統合しようとしているように構造改革の真っ最中なのだ。あくまでも一般論だが、こういう時には製品開発がペンディングになったりして辛いことになる。今年のパナソニックはちょっと勢いがないような感じを受けてしまった。

• 富士フイルムはX-A2とフジノンXF16-55mmF2.8 R LM WRを発表した。富士フイルムはAPS-CサイズのミラーレスカメラであるXシリーズを短期間に立ち上げた勢いのあるメーカである。レンズ交換式カメラはどのようなレンズがあるか、何本あるか、が製品の魅力に直結するわけだが、ミラーレス一眼の最後発の富士フイルムのXシリーズはわずか3年間で既に18本ものレンズを揃えているのだ。富士フイルムはカメラのデジタル化によりフィルム事業の先行きが見えなくなっている。コンパクトカメラ市場も縮小している中、社運をかけてミラーラス一眼システムを立ち上げているのだ。私にはマイクロフォーサーズの次に勢いのあるミラーレス一眼システムのように思える。

• 最後はシグマである。SD1の発売から3年余りが経過しているが、後継機が見えてこない。しかし、コンパクトカメラのDPシリーズはアップデートされており、今回は135換算で75mmの望遠・マクロ系のdp3 Quattroと135換算21mmの超広角系のdp0 Quattroが発表された。ただ、いずれも全く「コンパクト」ではないのだ。もちろん、シグマはサードパーティーの交換レンズメーカであるので交換レンズの発表はある。しかし、「シグマは大丈夫か」という私の心配は解消されなかった。

• さて、来年は2月25日〜2月28日に開催されるようだ。やはり、昨年の大雪に懲りて日程を後にずらしたと思われる。来年はどうなるのか、楽しみである。

ニコンのレンズ交換式カメラを考える（その4）

ニコンのレンズ交換式カメラを考える（その3）