各社から出展された SONY VAIO 対抗 B5 薄型ノート PC
まあ、日本の企業は猿マネを恥と思わない無神経さが強みなので、各社から猿真似 VAIO が多数出展されていました。猿マネしないで対抗して欲しいですね。ノート PC にはまだまだ可能性があるはずです。
こう書くのはそのメーカに恨みがあるわけではなく、日本企業のこうした姿勢がそろそろ限界にきていると思うからです。ヒット商品を出してもスグにパクられるようなことが続くと、高い開発費をかけてヒット商品を開発したくなくなるでしょう。ペイしないですから。全てを取り揃えるデパートメーカばかりになると共倒れになってしまいます。やはり、住み分けが必要だと思うのです。
- NEC
- 日本のパソコンのトップメーカですが、IBM-PC/AT 互換機への移行に失敗し、余裕がないのでしょう。情けないことに猿マネ VAIO を展示していました。
- PC98-NX を素直に「DOS/V パソコンです」と言えば良いものを、「全く新しいアーキテクチャ PC98 対応の PC です」なんて言ったものだから見向きもされませんでした。あわてて「互換機です」と言ってはみたものの手遅れだったようです。
- 今回も語呂合わせで Windows98 に最適とか言うのでしょうね。
- 一応型番を書くと、PC98 LaVie NX LB で、全く VAIO の猿マネです。
- NEC は USB 対応機器を多数展示していました。
- シャープ
- かつてパソコンの黎明期に活躍した企業も今は見る影もありません。
- いろいろ製品を出しているのですが売れているのでしょうか?(大きなお世話ですね)
- 液晶メーカという強みだけで VAIO 対抗モデルを展示していました。
- 一応型番を書くと、Mebius Note PJ1 で、全く VAIO の猿マネです。
- 東芝
- 世界 No.1 のノート PC メーカが、なりふり構わず VAIO 対抗モデルを展示していました。
- 天下の DynaBook の名前が泣きます。
- 一応型番を書くと、DynaBook SS 3000 シリーズで、全く VAIO の猿マネです。
- Libretto もモデルチェンジして、Libretto SS 1000 になっていました。でも、そんなにインパクトはなかったです。
- 松下
- VAIO 対抗の Let's note mini M32 を展示。これは VAIO のマネではなく、A5 サイズでジャスト1kg です。
- 光学式トラックボールを採用しています。私はタッチパッドよりもトラックボールの方が好きですが、メンテが面倒と思っていました。でも、「光学式」なのでイージーメンテナンスだそうです。
- よく「マネした」と悪口を言われた松下ですが、PC は違うようです。頑張って欲しいですね。
- 松下は USB 対応のスピーカも出展していました。
- ソニー
- 「ソニーは、他人のマネは、しません。」というポスターを貼っていました。
- VAIO の強化モデル PCG-505G/GX を展示。
- これは、USB だけでなく、Fire Wire(IEEE1394)端子も搭載しています。
- さらに、参考出品ながら、Libretto 対抗の VAIO を展示していました。液晶を横半分にし、タッチパッドを取り去った、大きめの Windows モデルみたいな形です。もちろん、Windows 98 で動きます。さらに、可動式の CCD カメラが搭載されています。
- これも売れそうです。でも、今のタイミングで発表して良かったのかな?またマネされちゃいそう。
- 富士通
- IBM-PC/AT 互換機の日本最高シェアを誇る企業だけあって、VAIO 対抗機を展示せず、従来モデルの Windows98 対応機を PR していました。
- 薄型ではなく小型路線でいくようで、A5 サイズの FMV BIBLO を展示していました。
- 日立
- VAIO 対抗機を展示せず、従来モデルの Windows98 対応機を PR していました。
- 薄型ではなく小型路線でいくようで、A5 サイズの Prius Note 210 を展示していました。
- あの「チャンドラ」に USB がついています。PC カードスロットが3つもあるのです。
- IBM や COMPAQ は Windows Expo に出展すらしていませんでした。どうして?