Macintosh 雑記帳(バックナンバー)
このページには Macintosh についての個人的メモを掲載しています。不定期に更新します。
1998/12/03
再び、Dreamcast について(その2)
- セガの「Dreamcast」の次のロットはどうなっているのでしょう?
- 「iMac」はシンガポール工場から毎日空輸されているそうです。
- 売れただけ販売店に補充するので余分な在庫がないのです。
- モデルチェンジ時に型落ち品の在庫をたたき売る必要もないのです。
- それを考えたら空輸のコストは安いものなのでしょう。
- さて、セガはどうするのでしょう?
- 「今、予約するとクリスマス前に手に入る」ような感じのようです。
- ちょっと遅いですよね。たくさん予約が入りすぎているのかな?
- やっぱり「iMac」の供給体制はすごいのですね。
- セガに限らず、簡単にはマネできないです。
- まあ、家庭用ゲーム機なので、そこまでする必要もないのかもしれません。
- ようやく湯川専務の出ないコマーシャルも始まりました。
- 私はゲームファンではないので良くわからないです。
- でも、そんなにすごいゲーム(キラーソフト)はまだ無いみたいです。
- 「ハンカチ落としキャンペーン」なるネットワーク接続キャンペーンも始まりました。
- 「やじうま」ながら、どうなるか楽しみです。
- そういえば……「Dreamcast」の CPU って128ビットでしたっけ?
- 日立の SH-4 は32ビットの RISC CPU のはずです。
- 確かに128ビット分のレジスタを持つグラフィックエンジンを内蔵していますが…
- 「Play Station」が32ビット、「Nintendo 64」が64ビットだからでしょう。
- まあ、セガにとってはマスコミがうまく勘違いしてくれたというところでしょうか?
- アップルが G3 のプロモーションに使った「BYTE mark 値」みたいなものですね。
- どうしてもハードウエアスペックが注目されてしまうので、うまく利用しないと損です。
- マスコミももう少し勉強して欲しいとは思いますが、無理でしょうね。
- 「Dreamcast」の販売目標は3月までに100万台らしいです。
- もっと売れると思うのですが、どうも作れないようです。
- まだ、キラーソフトもないのでスタートダッシュもきかないのでしょうね。
- ただ、生産面で半導体チップが問題になっているというのは本当でしょうか?
- 半導体業界は不況だから工場はガラガラのはずです。
- 供給不足になるはずがないのですが…
- 生産歩留り(良品率)が悪いのでしょうか?
- CPU の SH-4 は日立製で、3D エンジンの Power VR は NEC 製です。
- この2社ではそういうことはないと思います。(思いたいだけ?)
- そういえば、任天堂の「Nintendo 64」も NEC の半導体を使っています。
- 全くの競合ですから、何らかの圧力でもあったのでしょうか?
- 競争ですから仕方ないですが、そんなにセガをいじめなくても良いのでは?
- まあ、「げすの勘ぐり」でしょうね。
1998/12/02
再び、Dreamcast について(その1)
- セガの「Dreamcast」は初ロット15万台を1日で売り切ったそうです。
- 何はともあれ良かったです。
- ニュースを見ると「Windows95」の発売や「iMac」の発売と似ています。
- 熱心なファンというものはありがたいものですね。
- 「Windows95」は大ヒットし、パソコンを持たない人まで買ったそうです。
- 「Dreamcast」は「iMac」はどうなのでしょう?
- なぜ私が「Dreamcast」に関心を持っているかというと……
- アップルとは逆の意味でマーケティングやプロモーションの参考になるからです。
- アップルは時代を創り出してきた企業です。
- 時代の流れに乗ったのではなく、自ら創り出してきたのです。
- Macintosh で GUI パソコンを普及させました。
- その流れに今の「Windows98」などもあるわけです。
- テクノロジー自体はゼロックスが作ったものですし、最初の製品は「Lisa」かもしれません。しかし、アップルの Macintosh によって GUI が普及したのは事実です。
- PowerBook で新しいノートパソコンの流れを創り出しました。
- それ以前のノートパソコンにはパームレストもトラックボールもトラックパッドも無かったのです。
- Power Macintosh で互換性を維持したまま心臓部の CPU を変更しました。
- つまり、68k CPU から PowerPC への移行です。
- これに対してはネガティブな意見もあります。
- すっぱり互換性を切り捨てた方が進歩があったかもしれないというものです。
- しかし、大衆は保守的で、古いものを捨て去るには勇気がいるものです。
- さまざまなメーカーがここで失敗しているのです。
- それをスムーズに行えたことは評価に値します。
- Power Macintosh G3 で競争相手に対して一気に性能で追いつきました。
- 技術面というよりプロモーションの成果と思っています。
- この G3 は技術的に「ケガの功名」といったところも否定できないですから。
- 先にフラッグシップとして世に出たのは PowerPC 604e 300MHz でしたから。
- 少し遅れた PowerPC 750 は PowerPC 603e の後継のはずだったのです。
- そして、「iMac」で新しい家庭用パソコンを創り出しました。
- USB を普及させようという意図が見えます。
- FDD を廃止しようという意図も見えます。
- スタイリッシュなデザイン、インターネットへのこだわり、…見るものは多いです。
- 当然、ソフトウエアについても特筆すべき事は多いでしょう。
- もちろん、アップルは失敗もたくさんしています。念のため。
- それに比べて、セガ・エンタープライゼスは家庭用ゲーム機で負け続けてきました。
- 任天堂の「ファミリーコンピュータ」に負けました。(対抗機があったはずです。)
- 任天堂の「スーパーファミコン」にも負けました。(メガドライブ)
- ソニーの「Play Station」、任天堂の「Nintendo 64」にも負けました。(サターン)
- 私はそれを「流れを創るのではなく、流れに乗ろうとしたから」だと思っています。
- 今回は家庭用ゲームの第四回戦になります。
- 「やじうま」で申し訳ないのですが、セガがどこまでやれるのかに期待しています。
- どこまでゲームソフトハウスを囲い込めるでしょうか?
- 日本で通信対戦ゲームをどこまで普及できるでしょうか?
- 日本の通信インフラは劣悪です。かなり厳しいですね。
- 日本でインターネット情報端末をどこまで普及できるでしょうか?
- アップルとバンダイは失敗しました。
- マイクロソフトも苦戦しています。(Web TV)
- インターネットテレビもあまり売れなかったようです。後追い製品が出ないですから。
- そういえば、NTT がインターネット電話を出していますね。
- とても興味があります。
1998/12/01
さあ、ボーナス商戦、クリスマス商戦開始!
- いよいよボーナス商戦・クリスマス商戦がスタートしました。
- 「iMac」のコマーシャルも新しくなりました。
- でもねぇ。「月々2,300円で……」というのはどうでしょう?
- まあ、安いというのも言っても良いですが、それが中心というのは感心しません。
- 確かに新聞の折り込み広告を見て「iMac」が安いことを知った人もいましたから。
- かなりの不景気なのですが、日本人はお金がないのではありません。
- 先行きが不安なのでお金を使うのに慎重で貯蓄にまわしているだけなのだと思います。
- そういう人達にお金を使ってもらうには、どうするべきでしょう?
- 私もその一人ですが、本当に気に入ったものならお金を使います。
- ただ、「本当に気に入る」レベルが以前に比べて厳しくなっているのです。
- バブルの頃は「買い物に失敗しても良い」「気に入らなければ捨てても良い」「また買えるから」という風潮でした。
- 株価はどんどん上がり、給料もボーナスもどんどん上がっていたからです。
- 初任給が年々伸びるのをみて驚嘆していたのを覚えています。
- おかげで私の給料も上がりました。新人に抜かれるわけにいかないですからね。(^^;)
- でも、今は買い直しができません。そこまで「心の」余裕がないからです。
- 買っても損をしないと思わせるポイントは……「安さ」でしょうか?
- 何ができるか?どんな良いことがあるか?ではないでしょうか?
- 今こそ「セットアップが簡単」とか「楽にインターネットができる」とかをPRすべきでしょう。以前のコマーシャルを流した方が良いと思います。
- せっかく、アップルジャパンも良くなってきたと思っていたのですけれど。
- たぶん、あのコマーシャルは日本限定でしょう。あんなのをアップル本社は流さないですよね。(そう信じたいです。)
- 「2,300円で買える事」に憤っているのではありません。
- あれをメインにコマーシャルをしている「だらしなさ」に憤っているのです。
- 賢い消費者には「アップルに侮られている」と思われても仕方ありません。
- ただ、「2,300円」も購入手段の一つとしては良い方法ではあります。
- それまで否定するつもりはないのです。念のため。
1998/11/23
「パソコン批評」について
- 「Macお宝鑑定団」のホームページを見て「パソコン批評」を購入しました。
- 1998年12月号の第二特集は「マッキントッシュの逆襲」なのです。
- また、第一特集は「スリムノートに見るパソコンの限界」でこれも面白そうでした。
- 「パソコン批評」は奇数月の3日に(株)マイクロデザイン出版局から発売されています。
- この12月号はまだ発売中なので興味のある方は購入できます。(A5版で880円です。)
- この雑誌は「公正な立場を確立するため、広告を入れません。」という立場をとっています。
- これは他の「パソコン雑誌」が広告スポンサーに気を使った記事しか書けない事に対するアンチテーゼだと思います。
- ただ、少し考えてしまいました。この後に書くことは少しネガテイブなコメントです。
- 私もこの雑誌を何冊か過去に購入したことがあります。
- なるほどと思うこともたくさんありました。(といっても Windows 関係でしたが…)
- ただ、スポンサーがいないので好きに記事が書けるということと「公正」であるということは同じではないと思います。
- 「公正」とは何でしょう?
- 簡単に言えば、「良い製品は誉め、悪い製品には苦言を呈す。」ということでしょう。
- Macintosh 情報誌がアップルに関して書くことは「公正」ではないでしょう。
- あの、Copland や Raphsody を誉めまくっていましたから。
- 多少の批判があってもそれは計算されたもののようです。
- Mac OS X や Mac OS X Server を批判している Macintosh 情報誌は皆無です。
- ただ、全ての Macintosh 情報誌がそういうわけでも…
- 「日経Mac」は多少ポリシーがあるようで、私は愛読しています。
- 確かにスポンサーに気を使っていますが、やむを得ないでしょう。
- しかし、それが全てでしょうか?
- スポンサーからの収入が無ければ、高いマシンを購入しなければなりません。
- 記事用の評価マシンなどを借りるわけにはいかないからです。
- 「パソコン批評」で使用されているマシンはおそらく編集者の私物かもしれません。
- しかし、Windows PC と比較するにはあまりに非力です。
- 確実に一つ言えることは、搭載メモリが少なすぎるのです。
- たった24MBのメモリで何ができるでしょう?
- Power PC は RISC CPU です。Pentium と比べて多くのメモリを必要とします。
- 私は倍ぐらい搭載して同等と考えています。
- CPU の動作周波数を合わせたからといって対等の比較はできないのです。
- ただ、それで全ての記事が無価値かと言えばそうではありません。
- 参考になるべき意見はたくさん含まれています。
- また、ライターの方のポリシーが伝わってきます。
- 記事には全てライターの署名があります。
- 記事に責任を持って書いているわけです。
- 逆に無記名の記事は無条件で信用してはいけないのです。
- そのポリシーに納得できるかは別として、それは大きく評価されるべきでしょう。
- 私が言いたかったことは「パソコン情報誌」を作るにはお金が必要だということです。
- お金がなければ最新マシンを購入できません。
- お金がなければ最新ソフトを購入できません。
- そういう状況の中でスポンサー抜きで編集するということはどこまで可能なのでしょう?
- この出版社も「流行批評」という雑誌でスポンサーを募集していました。
- 「ただし、本誌のコンセプト上、批評されても良いという心の広い企業の方に限らせていただきます。」と書かれていました。
- ただ、この「流行批評」の2号は見かけていません。
- 1号が売れなかったのか、スポンサーが見つからなかったのかはわかりませんが…
- あのただし書きでは広告は入らないだろうなあ。
- 結構面白い雑誌だったので残念です。
- 自動車情報誌は既にスポンサーに取り込まれています。
- 全ての新車を購入して評価記事を書いていたらいくらお金があっても足りません。
- 読む側がスポンサーの意向を割り引いて読むしかないのでしょうか?
- まあ、このような雑誌がたくさん売れれば取材費用も増えるわけですから応援すべきです。
- Web の可能性に期待。
- 一つの光明はあります。
- 急速なインターネットの普及によってホームページが増えています。
- その中には有益な情報がたくさんあります。
- スポンサーのついているサイトもありますが、そうでないものもあります。
- インターネットの精神のなかに「反骨精神」というのもあるのです。
- 感情的な批判ページは別として、冷静な評価ページもあります。
- マシンをたくさん購入できなくても、購入者からの情報を集めれば批評ができるのです。
- まあ、Web は無料であることが前提ですから金儲けはできないですが…
- 逆に、紙代や印刷費、製本費、運送費などは不要なのです。
- プロバイダと契約すれば簡単に情報公開できるのです。
- しかし、読者としては大いに期待したいところです。
バックナンバー(その3)
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