富士登山の紹介
1997年8月30日

#長いから、興味のある人だけ読んでね
 

富士山は、車で5合目まで行けることは、有名ですよね。
登り慣れている人だと、本当の麓(0合目)から歩いて登る人もいるようです。
でも、お初ということもあり、素直にバスで5合目まで行き、
そこから頂上(10合目)を目指して登りました。


今は、新宿から富士山5合目まで連れて行ってくれて、
翌日にまた、5合目まで迎えに来てくれる観光バスツアーがあるんです。
夜に登り始めて頂上でご来光(日の出)を見るコースや、
朝から登り始めて、途中で1泊するコースなど、コースもいろいろあります。
私たちは、夜から登り始めて、山頂でご来光を見るコースにしました。

会社のギャルと3人で、8月末(登山シーズン最後)に登りました。
会社で休憩していた時に「ねぇ、富士登山したくない?」「したいしたい」
というノリで、あっという間に行くことが決定したのです。


5合目にて登る前。みんな超笑顔。時間は、23時頃。私だけ杖を買った。
6合目にて。ここまでは高低差がないので、楽ちん。平坦を歩いているうちに着いちゃう。歩いている時に、流れ星を何度も見た。空が半端じゃなく綺麗だった。
7合目。木の杖に焼印を押してもらう。各合目の山小屋で、焼印を押してくれる(今は有料)。首から下げてるのはライト。夜中登るので、道を照らすためにライトが必要。両手を使えるように、額にするライトである。ほとんど灯りがないので、夜登る時は、ライトは必需品。
8合目。以前、無謀にもTシャツ、サンダル、短パンという井出達軍団で、8合目まで富士登山(というか、その時は散歩のつもりだった)をしてしまった時があるのだが、その時に8合目の山小屋にいたおばちゃんは、今回は奥で寝ていた(らしい。山小屋の番していた孫がそう言っていた)。逢えなくて残念。その時のあやしい人達のことを覚えているかどうか、確認したかったのに。
本8合目にてご来光。ペースがゆっくりだったので日の出までに、山頂には着けなかった。山小屋のおにーさんの合図で、その場にいた人全員万歳三唱。ご来光で万歳三唱なんて、そういうの嫌いなんだよねー、やらせっぽいじゃん、とか思っていたとしても、この光景を目にしたら、絶対に万歳してしまうと思う。一緒に登っていた友達は、かなりへばっていて、8合目であきらめようとしていたらしいが、この日の出を見て、また登る元気が出た、と話していた。
8.5合目。たまたま同じ日に登っていた同じ会社の人と途中から一緒になる。だんだん着込んでいってるのがわかる。
山頂。10合目。おめでと〜!!(登った時期が遅かったので、9合目の山小屋はもうたたまれていた)。頂上の焼印は、他の焼印とは違って、朱肉をつけたハンコをカナヅチで打ち込んでくれる。赤い文字がくっきりと刻まれる。

登山期間中には、頂上に公衆電話が設置されていて、ここから電話をかけると、かかった相手には「ただいま、富士山頂上からおつなぎしています」というナレーションが入るらしい。是非試したかったのだが、やはり時期が遅かったために電話は片付けられていた。(山小屋の人にわざわざ確認しちゃった)
山頂にて、記念撮影。
下山の写真はなし‥‥


私は、この富士登山のために小型カメラを買いました。
邪魔(荷物が重くなる)かな、と思って迷ったけど、やっぱり持っていって
良かったです。かなり記念になりますね。

でも、風景ばっかりを撮ってしまい、あまり人が写ってないのが残念。

もっと人を撮るんだった‥‥。>風景はこちらに
でも、汗と疲労で顔がぐちゃぐちゃになっていくので、
友達に「あんまり写真撮らないで〜」って言われたって
ことも人の写真が少ない理由なんですけど(笑)

杖はかなりオススメです。
たぶん、杖のお陰で、私は登りは結構楽でした。

それに、各合目の山小屋で、焼印を押してもらえるので、
富士登山のお土産としてはこれは最高です。
ただ、昔は焼印はサービスだったらしいのですが、
今は、押してもらうのにお金を取られます(1回100円)。
でも、杖の単価が安いのと、6、7、8、9、10合目で
押してもらっても、全部で500円なので、押してもらっても良いと思います。

でも、富士山は、8合目、本8合目とか、微妙にいろんな合目があり
それぞれに山小屋があるので、全箇所で焼印を押してもらうと
もっとかかっちゃいますけど。
しかし、これが、全箇所で押してもらうと、杖の下から上までが
ちょうど埋まるようになってるんです。
だから、各山小屋の人は、焼印を押す場所っていうのが
決まってるみたいで、綺麗に間隔をあけて押してくれるんです。


登山シーズンの終わりで、少し気温も低くなってきていたので
あまり多くの水は持って行かなかったのですが、私は
頂上まで登って、また5合目に降りてくるまで、
水は一滴も飲みませんでした。
不思議と、喉は渇きませんでしたね。
#友達は、1回もトイレに行かなかった。

でも、各合目の山小屋で、水、ジュース、酸素缶、食べ物は置いてあるので
(ただし、高い)そんなに心配はいらないです。
高校の時に、妙高登山した時の方が、よっぽど何もなかったです。

当たり前かもしれませんが、
合目が上がる(高度が上がる)ごとに
値段も上がって行きます。
でも、あそこまで運んでいることを考えると、しょうがないと納得してしまいます。
持久力をつけるためになのか、バナナはよく売ってました。


8合目で食べたアンパン(2個で300円)がおいしかったです。
(これも、水なしで食べた)


酸素缶は念のため持って行ったのですが、効果がよくわからなかったです。
吸っても、違いがよくわからない‥‥。まぁ、気休めというところでしょうか。

登山のマナーということなのか、登ってる途中、登ってる人達に
よく声を掛けられました。知らない人に普通に声を掛けて、
掛けられた方も普通に返事して、さすが山パワーです。


私は、登りよりも、下りの方が辛かったです。
砂走りという、砂の道をひたすら「じゃっじゃっ」と降りていくのですが、
これが、膝にくる膝にくる‥‥
また、杖は下る時は、ちょっとだけ邪魔です。 (^-^;

登る時には、短く感じてなんてことなかった、
5合目と
6合目の間の平坦な道が
下りの時に、長く感じることといったら‥‥
あそこが、一番辛かったかもしれないです。
あとちょっと、のはずがめちゃくちゃ長く感じるんです。

でも、ご来光に向かって万歳三唱をした時は、
ほんとうに日本人で良かったと思いました。
雲を見下ろして、富士山の雄大さを感じるとともに、

人間(っていうか自分)が、ほんとうにちっぽけに感じました。
よくわからないけど、頑張ろ〜っていう気になってしまいました。

まだ、頂上までの富士登山経験のない方は
是非、一度、試してみてください。

かなりオススメです。
それも、夜中から登って山頂でご来光を見るコースを
オススメします。


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