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| No.991 |
| 題名 バスへの提案 |
| 書込日 07-12-25 |
| バスへの提案 12月初めの昼過ぎ、市営バスに乗った。優先席が塞がっていたので運転手の後ろの席に、踏み段を踏み上がり「よっこらしょ」と乗った。 少しすると乳母車に赤ちゃんを乗せ、5歳ほどの男の子を連れた若い夫婦が乗ってきた。主人が乗車料金を払っている間、奥さんは私の横に立っていた。優先席には30代と見える女性が知らん顔をして座っている。料金を払い終えた主人は男の子と手をいなぎ私の横に立った。 「席を譲ってあげます」と主人に申し出ると「けっこうです」と断られた。どこまで行くのかと尋ねると、終点までだという。20〜25分はかかる。終点には大学病院があるからきっとそこに行くのにちがいないと思った。それは大変だからと、再度、申し出たが固辞する。しかたがないのであきらめ、私は座りつづけていた。 運転手は私たちの会話が聞こえていたはず。だが、なにもせず聞き流していた。 このバス路線では「お体の不自由な方やお年寄りに席を譲りましょう」と、決まった所で車内トーキーが自動的に流される。だが、運転手が操作し、このトーキーを流す仕組みにはなっていないようだ。この機能をつけてほしいと提案したいのだが。 私がバスを降りるとき、件の女性は眠った振りをして優先席に座りつづけていた。 (2007-12-24) |