見たまま作文 

  No.982
  題名 ワルツを踊るアメンボ
  書込日 07-09-27
ワルツを踊るアメンボ

 臍王さんから送られてきたアメンボの写真を見て驚いた。おんぶしているアメンボの足先がぴったり重なり、針金のような二匹の足がきれいに写っている。あまりにも出来すぎている。合成写真!?。
 臍王さん撮影

マモチャン撮影

 私はこれまで、アメンボをじっくり観察し「見たまんま作文」や「見たまんま写真五行歌」にたくさん掲載している。それだけにアメンボについてそれなりの知識をもっているつもりだった。アメンボはいつもおんぶしている、アメンボの足の水面が凹み、“水底”に丸く縁取られた影を映している、おんぶした2匹の丸い影は8つしか写らない等々。

 臍王さんの写真はこれらの知識を覆すものだった。臍王さんに聞くと「一匹の写真だ、自分の影が“水面”に写っている」という。臍王さんはなんらの疑問ももっていない。逆に、私の驚きを信じられないようだ。

 臍王さんが写したという県立東高根公園に出かけた。小さな小川をのぞくと、写真と同じように見えるアメンボがたくさんいるではないか。わが目を疑った。どれも一匹で泳いでいる。どれも、自分の影を“水面”に写している。

 しばらく観察していて気づいた。アメンボの影が“水底”に写っていない。水が濁っているため影が“水底”に届かず、“水面”に写っているのだ。私が観察している所は水が澄んでいる。それに、水が温む春に観察することが多い。だから、影が“水底”に写り、そして、おんぶしているんだ。いまの季節、おんぶの時期ではないようだ。臍王さんのアメンボの謎が解けた。

 じっと見ていると、ス〜イス〜イと泳ぎ回るアメンボたちは自分の影をぴったり抱いてダンスしているように見えてきた。
 (「見たまんま写真五行歌」NO.1020 「ワルツを踊るアメンボ」もご覧ください)
(2007-09-27)