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| No.944 |
| 題名 タイヤがパンク、不可解な実話 |
| 書込日 07-06-06 |
| タイヤがパンク、不可解な実話 駐車場から広場に出ると60歳代の男性が「・・・・・」と、叫びながら追いかけてくる。車を止めた。「パンクしているよ〜」。回りの人たちの目が車に集まった。車を広場の端に移し点検すると、左側の後輪がペシャンコになっている。 ワンボックスカーが私の車を追い抜き、前に止まった。出てきた男性が「パンクか」と言いながら、「直せるのか」と尋ねる。「直せない。JAFを呼ぶ他ない」と答えると、「道を横切り、そこの駐車場に車を移せ」という。直してくれるのか、と思いながら指示にしたがった。 私の車には前と後にシルバーマークが貼ってあった。 ワンボックスカーも移って来た。男性が油で汚れた手袋に十字型のスパナーを手にしている。そして、私のトランクからジャッキとスペアタイヤを取り出し、あっという間にスペアタイヤと取り替えてくれた。車を持ち上げる時、ブレーキが掛かっていることを確認させられた。以前、持ち上げたとき、車が前に進み怪我をしたことがあるという。 男性は40歳台の親切そうな人だった。以前、JAFに勤めていた。JAFは小田原から駆けつけて来るが、箱根と伊豆高原はなかなか来てくれない所だ。来てくれるのは夕方になるのではないか。 パンクしてからけっこう走っている。タイヤが内側に外れなくてよかった。内側だとブレーキオイルのパイプを切断し大事故につながる危険があった。スペアタイヤは後輪で使用しないといけない。ガソリンスタンドを見つけたら空気圧をたしかめてもらえ。このスペアタイヤには100キロ以内で走行と書いてある。 男性は汗だくで作業くれた。私は見ているだけだった。車は千葉ナンバー。近々引っ越してくるのだという。ワンボックスカーには奥さんと二人のお子さんが乗っていた。心ばかりだの謝礼を男性に、無理に手渡した。奥さんにもお礼を言った。奥さんも謝礼はいらないと恐縮していた。 箱根仙石原の湿性花園の駐車場でのことだった。宮の下を通り、小田原厚木自動車道路を60キロほどで走り、厚木からは246号線で帰ってきた。 走りながら、頭の中をいろいろな思いが駆け巡った。 いつパンクしたのだろう? なぜパンクしたのだろう?パンクしたままどれほど走ったのだろう? 走っていて、なぜ気づかなかったのだろう? 等々。 高速道路を走行中にパンクに遭遇したHさんのこと。ゴルフの帰り海老名SAでパンクに気づき、夜間、一般道を千葉まで帰ったCさんのことを思い出した。 それにしても運がよかった。追いかけてきてパンクを教えてもらった。見ず知らずの人がスペアタイヤと取り替えてくれた。無事、帰れるのはこの人たちのお蔭だ。 翌日、いつも世話になっているデーラーに出向いた。パンクした形跡は見つからない。空気を入れる金具のキャップが外れている。それが外れただけでは空気は漏れない。押し込み・・・をしない。キャップは外れたばかりだ。タイヤはこのまま使える。・・・・・・!? これは夢の話ではありません。不可解な実話です。 (2007-06-06) |