見たまま作文 

  No.937
  題名 ユリノキの花を写す
  書込日 07-05-22
ユリノキの花を写す

 ユノリキに花がたくさん咲くことに気づいたのは06年の3月。公園の大きなユリノキに花殻がびっしりついていた。それが花殻とは思えずインターネットで調べて分かった。
  裸木になって
  気づく
  ユリノキの
  花の
  多さ


 今年、花が咲くのを首を長くして待っていた。ユリノキは街路樹としてあちこちにある。だが高木で、枝が茂っている中に、それも葉っぱと同じような色なので、見つけにくい。それに、きれいに剪定している街路樹には咲かない。新しい枝には花がつかないようだ。

 5月中、川崎市宮前区内を走る尻手黒川道路で花を見つけた。まだ、咲いている木は少ない。その中で比較的低い所に咲いている木を見つけた。花が葉っぱと完全に同化している。これでは木の下を歩いても気づく人は少ない。

 パソコンに取り込んで見た。花をじっくり見るのははじめて。五行歌の創始者・草壁焔太先生は“高貴な花”だという。落ちついてしっとりした、控え目な色だ。分かるような気がする。平安時代の公家がこのような色の着物を着ていたのではないかと思わせる。薄い橙色が花を帯のように巻いているのがアクセントになっている。
  精一杯
  化粧しているのに
  気づいてもらえない
  高貴な色といわれる
  ユリノキの花

「見たまんま写真五行歌」No.887 「ユリノキの花」をご覧ください)。
(2007-05-22)