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| No.1003 |
| 題名 わが家のチャッピー |
| 書込日 08-05-07 |
| わが家のチャッピー チャッピーの顔は日本猫だが、ペルシャ猫の体をした14歳の真っ白い雌猫である。ペルシャ猫は毛が長く大型であるが、それよりも大きいから、かなりでかい猫である。名前は、「チャップィ、チャップィ、ドンド、ポッチィ(寒い、寒い、ドントが欲しい)」という、懐炉のCMから連想してつけたものだ。 若い頃はすずめ、ねずみ、とかげなどを捕まえてきてはいたぶっていたが、もうそんな機敏性はない。庭木やアンテナに止まっている小鳥に、猫とは思えない声ではなしかける。縄張りを主張しているのか、遊ぼうと誘っているのか定かではない。庭に住みついているヒキガエルは嫌いらしく、相変わらず無視しつづけている。 食卓に焼き魚が乗っていても上がることはない。魚を食べていると「ニャーン」とも言わず、足元に座りつづけている。ソファに上がることもなければ、布団に上がったり踏み歩くこともない。小さいときには障子を破いたり、網戸に登ったりしたこともあったが、いまはそんなこともない。行儀がいいのか、お馬鹿さんなのか? 明るくなってだれも起きないと、「ニャーン」と大きな声で鳴きながら部屋を回って歩く。留守にして戻ってきたときは「ニャーン」と鳴きながら玄関に迎えてくれる。鳴き声を聞くのはこんなときだけだ。 結構、頑固だ。気に入った缶詰でも、三度とつづけて出すと見向きもしない。お腹が空いてねだるので同じものを出してやると、埋める動作をしたり逃げ出したりする。何日でも我を通す。結局、飼い主が負けてしまう。 男性は総じて嫌いだ。家の点検やガス器具の点検にくる作業服を着た人は特に嫌いだ。どこかに隠れてしまい帰るまで出てこない。女性には擦り寄っていく。声を掛けられると尻尾を絡ませる。 こんなチャッピーにもか弱いエピソードがある。 親指の爪が内側に曲がって伸び皮膚に刺さってしまった。病院に連れて行くと即座に手術された。布袋に入れて連れ帰り出してやると、ズボンの上から足に噛みついた。「何すんの!」と叱ったが三度も噛んだ。チャッピーなりの怒りを表したのであろう。 手術をした足には痛々しく包帯が巻かれていた。足をかばい、歩くのもままならない。完全に気力消失といった風だ。あまりの悄気返りようなのでソファーに上げてやると、「いいの?」という目つきをしてソファーにうずくまった。時々、手術した足をぷるぶるっと震わせる。かわいそうに思い隣に座ってやると、頭をすり寄せ、「どうなってしまうの?」というような目をする。完全に頼りきっている様子だ。 翌日も甘えきっていた。その日の午後、包帯を取ってからもそれは変わらず、以前に戻るまで数日かかった。手術したチャッピー、それは子供が病気になったときとまったく同じなのに、いとおしさを感じた。 猫は好きでないが観察していると結構、おもしろい |